男の子が夢を見たと言う。親はどんな夢かと尋ねるが子どもは言おうとしない。それで小舟に乗せ、とも綱をゆすって脅しているうちにその綱が切れてしまい、小舟が流されてしまう。何日も流されて小舟は鬼が島に漂着する。鬼に捕らえられ、天井に吊るされてしまう。翌日、親鬼が畑に出ている間に、男の子は子鬼をだまして宝物(生き鞭、死に鞭、飛衣装)を取り上げ、死に鞭で子鬼を殺し、飛衣装を着て逃げ出す。親鬼たちが気づいて追って来るが、死に鞭で殺し逃げ切る。男の子は知らない島に降り、飛衣装を隠し、ある金持ちの家に飯炊きとして雇われる。いつも灰を被って働いていたので、灰坊と呼ばれるようになった。ある日、村祭りがあり誘われるが、一緒には行かず隠しておいた飛衣装を着て村人達の上を飛び回った。村人達は大変驚いて見ていた。家の人たちが帰ってきてそのことを灰坊に話す。灰坊は知らぬ振りをしている。そして、金持ちの家の娘の婿取りの日がきた。使用人の中から婿を選ぶことになり、使用人みんなを座敷に座らせて、その前に赤飯を置き、娘は選んだ人の赤飯に自分の箸を立てることになった。灰坊も呼ばれて座敷に座ったところ、娘は飛衣装のことを知ってか灰坊を選んだ。皆はびっくりする。灰坊が婿になった。村の人が病気になった時にこの灰坊が生き鞭を使って生き返らせたこともあった。そして二人は仲良く暮らしたが、何時の間にか村からいなくなった。灰坊は太陽の神に、妻は月の神になったといわれている。
| レコード番号 | 47O230436 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C022 |
| 決定題名 | 夢見小僧 灰坊(方言) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 豊村幸徳 |
| 話者名かな | とよむらこうとく |
| 生年月日 | 19060805 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県粟国村字東 |
| 記録日 | 19770324 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 粟国T16A01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 粟国島の民話P156 |
| キーワード | 鬼が島,羽衣,生き鞭,婿取り,灰坊,太陽神 |
| 梗概(こうがい) | 男の子が夢を見たと言う。親はどんな夢かと尋ねるが子どもは言おうとしない。それで小舟に乗せ、とも綱をゆすって脅しているうちにその綱が切れてしまい、小舟が流されてしまう。何日も流されて小舟は鬼が島に漂着する。鬼に捕らえられ、天井に吊るされてしまう。翌日、親鬼が畑に出ている間に、男の子は子鬼をだまして宝物(生き鞭、死に鞭、飛衣装)を取り上げ、死に鞭で子鬼を殺し、飛衣装を着て逃げ出す。親鬼たちが気づいて追って来るが、死に鞭で殺し逃げ切る。男の子は知らない島に降り、飛衣装を隠し、ある金持ちの家に飯炊きとして雇われる。いつも灰を被って働いていたので、灰坊と呼ばれるようになった。ある日、村祭りがあり誘われるが、一緒には行かず隠しておいた飛衣装を着て村人達の上を飛び回った。村人達は大変驚いて見ていた。家の人たちが帰ってきてそのことを灰坊に話す。灰坊は知らぬ振りをしている。そして、金持ちの家の娘の婿取りの日がきた。使用人の中から婿を選ぶことになり、使用人みんなを座敷に座らせて、その前に赤飯を置き、娘は選んだ人の赤飯に自分の箸を立てることになった。灰坊も呼ばれて座敷に座ったところ、娘は飛衣装のことを知ってか灰坊を選んだ。皆はびっくりする。灰坊が婿になった。村の人が病気になった時にこの灰坊が生き鞭を使って生き返らせたこともあった。そして二人は仲良く暮らしたが、何時の間にか村からいなくなった。灰坊は太陽の神に、妻は月の神になったといわれている。 |
| 全体の記録時間数 | 11:39 |
| 物語の時間数 | 10:57 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |