お城勤めの人が、島下りで訪ねてきた。そこに美人の女がいた。侍が「一緒に行こう」と女にいった。侍なので断わるわけにもいかずついて行くことにした。出発のとき兄さんが、「お前はお城に行ったら目をキョロキョロして食事をしなさいよ」といったので、そのことだけを覚え、女は目をキョロキョロさせて食事をした。するとその家の人が、この女を置いておくと家が潰れてしまうので実家に帰りなさい、といって島に帰えされた。島では独り身の男たちが、お城に上がった女だから、自分たちが妻にすると罰が当たる、といっていた。女が海に行ったとき、途中でヘーレー(追い剥ぎ)に出会う。そのヘーレーが女を陥れ、男にだまされた。女はこのようでは家に帰ることはできないといって、鼻を落としてしまう。そして洞穴で生活することにした。すると兄さんが食べ物を運んで食べさせていたが、女はその洞穴で死んだ。死ぬ前に女は兄さんに、「自分はここで死ぬから、あなたはアナ川に行って世間の人たちのために尽くし、崇められなさい」といった。そこは今、拝所になっている。女が死んだ洞穴の近くを通るとき、目と鼻の話をすると、釣りに行っているときなど、凪の日でもすぐに海が荒れてしまう。
| レコード番号 | 47O230184 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C011 |
| 決定題名 | 鼻そぎ神とアナガー(方言) |
| 話者がつけた題名 | クシデージの話 |
| 話者名 | 新里ヨシ |
| 話者名かな | しんざとよし |
| 生年月日 | 19260615 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県粟国村字西119番地 |
| 記録日 | 19760818 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 粟国T08A06 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 美女,鼻そぎ,追い剥ぎ,洞窟 |
| 梗概(こうがい) | お城勤めの人が、島下りで訪ねてきた。そこに美人の女がいた。侍が「一緒に行こう」と女にいった。侍なので断わるわけにもいかずついて行くことにした。出発のとき兄さんが、「お前はお城に行ったら目をキョロキョロして食事をしなさいよ」といったので、そのことだけを覚え、女は目をキョロキョロさせて食事をした。するとその家の人が、この女を置いておくと家が潰れてしまうので実家に帰りなさい、といって島に帰えされた。島では独り身の男たちが、お城に上がった女だから、自分たちが妻にすると罰が当たる、といっていた。女が海に行ったとき、途中でヘーレー(追い剥ぎ)に出会う。そのヘーレーが女を陥れ、男にだまされた。女はこのようでは家に帰ることはできないといって、鼻を落としてしまう。そして洞穴で生活することにした。すると兄さんが食べ物を運んで食べさせていたが、女はその洞穴で死んだ。死ぬ前に女は兄さんに、「自分はここで死ぬから、あなたはアナ川に行って世間の人たちのために尽くし、崇められなさい」といった。そこは今、拝所になっている。女が死んだ洞穴の近くを通るとき、目と鼻の話をすると、釣りに行っているときなど、凪の日でもすぐに海が荒れてしまう。 |
| 全体の記録時間数 | 3:59 |
| 物語の時間数 | 3:37 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |