昔、字東の端にあるハンタカーという屋号の名前の家の裏にアコウ木があった。その木にキジムナーが住んでいて子供を産んだ。そこの家族の人とキジムナーが友達になり、いつも魚やタコを取りにいっていた。キジムナーは魚は取るが食べず、みんなその主に上げていた。魚は目玉だけを取った。キジムナーはバッタや虫を油で炒めて食べていた。それで夫と妻が、そんなキジムナーをおいておくわけにはいかないと考え、夫がキジムナーと魚取りに行っている間に、妻がキジムナーの棲家のアコウ木を焼くという相談をした。それで夫がキジムナーを海に誘い、帰ってみると木が焼かれていた。キジムナーはもうこの家には住めないし、子供も焼き殺されたと怒っている。そのときには誰が火をつけたかわからない。キジムナーはキャン岬の方に行くという。また、あるときに那覇に豚のせり市に豚を出しに行ったとき、友達に会い、友達が「今でもキジムナーと友達にしているか」ときくと、「いや、もう、あんまり嫌になったので、キジムナーの木を焼いたよ」と話していた。そのときそのキジムナーがその話を聞いて、「お前が私の子供を焼き殺したんだな」と怒った。そしてその男の人が粟国に帰ってみると、自分の家が焼き尽くされていた。
| レコード番号 | 47O230172 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C010 |
| 決定題名 | キジムナー 魚取り 報復(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 豊村幸徳 |
| 話者名かな | とよむらこうとく |
| 生年月日 | 19060805 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県粟国村字東55番地 |
| 記録日 | 19760817 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 粟国T07A05 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | むかしむかし |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 漁,棲家焼き払い,報復 |
| 梗概(こうがい) | 昔、字東の端にあるハンタカーという屋号の名前の家の裏にアコウ木があった。その木にキジムナーが住んでいて子供を産んだ。そこの家族の人とキジムナーが友達になり、いつも魚やタコを取りにいっていた。キジムナーは魚は取るが食べず、みんなその主に上げていた。魚は目玉だけを取った。キジムナーはバッタや虫を油で炒めて食べていた。それで夫と妻が、そんなキジムナーをおいておくわけにはいかないと考え、夫がキジムナーと魚取りに行っている間に、妻がキジムナーの棲家のアコウ木を焼くという相談をした。それで夫がキジムナーを海に誘い、帰ってみると木が焼かれていた。キジムナーはもうこの家には住めないし、子供も焼き殺されたと怒っている。そのときには誰が火をつけたかわからない。キジムナーはキャン岬の方に行くという。また、あるときに那覇に豚のせり市に豚を出しに行ったとき、友達に会い、友達が「今でもキジムナーと友達にしているか」ときくと、「いや、もう、あんまり嫌になったので、キジムナーの木を焼いたよ」と話していた。そのときそのキジムナーがその話を聞いて、「お前が私の子供を焼き殺したんだな」と怒った。そしてその男の人が粟国に帰ってみると、自分の家が焼き尽くされていた。 |
| 全体の記録時間数 | 5:23 |
| 物語の時間数 | 4:39 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |