干していた魚が話をしたようである。普通波は三回ずつ来る。そして強い波が必ず来る。女は直感して何かが起こるといって山へ逃げていった。結局、津波が起こった。家に帰ってみると全部流されていた。海岸の近くだったのだろう。犬は助かった。ほそぼそと暮らしていた。いろいろ拾い集め、犬が鶏を取っていた。犬は鳥を取るのが上手である。犬は人間になつくので、生活は犬が助けて犬に世話になっていた。その頃、宮古に沖縄から粟を買い付けに来ていた。沖縄から宮古に行くのは2年に一回くらいであった。何年に行ったかは知らない。粟を買いに来ていた。女がいろいろな話しをしていると犬が飛びかかろうとしてきた。犬は他の人間が来たといって物凄い剣幕であった。沖縄の人はびっくりして木に登った。この人が上がると同時に犬が上に向かって「ワン」とほえた。これを見てびっくりして煙草入れやナイフを落としてしまった。犬はこのナイフを呑み込んで死んでしまった。女は犬が死んだので泣きくずれた。それを見ていた人はそうでもないのに、沖縄に帰ったら、犬と女が一緒になって子供ができたと噂を流した。それから宮古は犬の子といい出した。
| レコード番号 | 47O230119 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C007 |
| 決定題名 | 津波で生き残った娘(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 犬婿入り 津波 |
| 話者名 | 安里武烝 |
| 話者名かな | あさとたけとし |
| 生年月日 | 19181111 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県粟国村浜 |
| 記録日 | 19760820 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 粟国T05A11 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 粟国島の民話P442 |
| キーワード | 津波,犬, |
| 梗概(こうがい) | 干していた魚が話をしたようである。普通波は三回ずつ来る。そして強い波が必ず来る。女は直感して何かが起こるといって山へ逃げていった。結局、津波が起こった。家に帰ってみると全部流されていた。海岸の近くだったのだろう。犬は助かった。ほそぼそと暮らしていた。いろいろ拾い集め、犬が鶏を取っていた。犬は鳥を取るのが上手である。犬は人間になつくので、生活は犬が助けて犬に世話になっていた。その頃、宮古に沖縄から粟を買い付けに来ていた。沖縄から宮古に行くのは2年に一回くらいであった。何年に行ったかは知らない。粟を買いに来ていた。女がいろいろな話しをしていると犬が飛びかかろうとしてきた。犬は他の人間が来たといって物凄い剣幕であった。沖縄の人はびっくりして木に登った。この人が上がると同時に犬が上に向かって「ワン」とほえた。これを見てびっくりして煙草入れやナイフを落としてしまった。犬はこのナイフを呑み込んで死んでしまった。女は犬が死んだので泣きくずれた。それを見ていた人はそうでもないのに、沖縄に帰ったら、犬と女が一緒になって子供ができたと噂を流した。それから宮古は犬の子といい出した。 |
| 全体の記録時間数 | 2:44 |
| 物語の時間数 | 2:44 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ ノイズが入っている |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |