形見の財布(方言)

概要

ある親子がいた。その子供は怠け者で、母親がいくら働かそうとしても働かず手を焼いていた。親は、この子供が一人で生活できるようになるにはどうすればいいか思い悩んだ。母親はこの子に「自分が死んだら陰部を切りとって持って回りなさい」と遺言した。この子は懐に入れて持ち歩いた。金持ちの家で結婚式があった。その子は、若夫婦の部屋の床下に入っていった。そして懐に入れてあったサイフの口を閉じた。すると、女の人は男の物が抜けなくなってしまった。それで、妻の実家では、娘を引き離すことができる人にはお金をあげ、妻にさせてもいいよ、と広告を出した。その子は広告の家へ行き、「私ができるのであれば金も出し、娘を妻にくれるか」と確かめ、その足で若夫婦の家に行って、彼らが寝ている所でサイフの口を開けた。すると二人は離れ、女は実家へ戻った。その子は、その女を妻にし、財産を分けてもらえたので、もう、このサイフは必要ないといって犬にさしこんだ。するとそれが星になった。犬は自分で抜いたら何でもないが、人が抜くと母親の陰部は星になって抜けにくくなってしまう。人が追ったりすると引っ張り合いをする。

再生時間:3:04

民話詳細DATA

レコード番号 47O230095
CD番号 47O23C006  
決定題名 形見の財布(方言)
話者がつけた題名 形見の煙草入れ(方言)
話者名 末吉カマ
話者名かな すえよしかま
生年月日 18900000
性別
出身地 沖縄県粟国村浜 
記録日 19760818
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 粟国T04A16
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 笑話
発句(ほっく)
伝承事情 母親から聞いた。
文字化資料 粟国島の民話P279
キーワード 母に形見,財布,若夫婦
梗概(こうがい) ある親子がいた。その子供は怠け者で、母親がいくら働かそうとしても働かず手を焼いていた。親は、この子供が一人で生活できるようになるにはどうすればいいか思い悩んだ。母親はこの子に「自分が死んだら陰部を切りとって持って回りなさい」と遺言した。この子は懐に入れて持ち歩いた。金持ちの家で結婚式があった。その子は、若夫婦の部屋の床下に入っていった。そして懐に入れてあったサイフの口を閉じた。すると、女の人は男の物が抜けなくなってしまった。それで、妻の実家では、娘を引き離すことができる人にはお金をあげ、妻にさせてもいいよ、と広告を出した。その子は広告の家へ行き、「私ができるのであれば金も出し、娘を妻にくれるか」と確かめ、その足で若夫婦の家に行って、彼らが寝ている所でサイフの口を開けた。すると二人は離れ、女は実家へ戻った。その子は、その女を妻にし、財産を分けてもらえたので、もう、このサイフは必要ないといって犬にさしこんだ。するとそれが星になった。犬は自分で抜いたら何でもないが、人が抜くと母親の陰部は星になって抜けにくくなってしまう。人が追ったりすると引っ張り合いをする。
全体の記録時間数 3:20
物語の時間数 3:04
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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