西字に神里モーシーという人がいて、その人は非常に農業熱心で、粟を作っていた。風が強くなって台風が近づいてきたので、その人は、粟を刈り取らないと風で折られてしまうから、一束二束刈りながら天を見て、この風強くなるかなと半信半疑で仕事をしていた。そのとき、にわかに音がして、天から神様が降りてきて、「神里、どうして粟を刈っているか」ときいた。「風も強くなって、波も荒くなったので、心配で刈り取ろうと思っている」と答えると、「台風は来ないからそのままにして、もう少し熟させてから刈り取れ」と神様が言ったので、神里は粟を刈るのをやめた。そして「台風が来ないという証拠をください」と神様にお願いした。それで天の手印をもらって家に帰る途中に寝ていた。友達がそこを通って「どうしてお前はそこにいるのか」ときいた。神様は、自分と会ったことは誰にも言うなと言ったけれど、そのことを忘れて友達に話したので、家に帰ったらもらったはずの手印がなくなっていた。
| レコード番号 | 47O230037 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C003 |
| 決定題名 | 神里節由来(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 伊佐栄篤 |
| 話者名かな | いさえいとく |
| 生年月日 | 19000817 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県粟国村字浜 |
| 記録日 | 19760818 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 粟国T02B09 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 神里,粟,神様,天の手印,約束破棄, |
| 梗概(こうがい) | 西字に神里モーシーという人がいて、その人は非常に農業熱心で、粟を作っていた。風が強くなって台風が近づいてきたので、その人は、粟を刈り取らないと風で折られてしまうから、一束二束刈りながら天を見て、この風強くなるかなと半信半疑で仕事をしていた。そのとき、にわかに音がして、天から神様が降りてきて、「神里、どうして粟を刈っているか」ときいた。「風も強くなって、波も荒くなったので、心配で刈り取ろうと思っている」と答えると、「台風は来ないからそのままにして、もう少し熟させてから刈り取れ」と神様が言ったので、神里は粟を刈るのをやめた。そして「台風が来ないという証拠をください」と神様にお願いした。それで天の手印をもらって家に帰る途中に寝ていた。友達がそこを通って「どうしてお前はそこにいるのか」ときいた。神様は、自分と会ったことは誰にも言うなと言ったけれど、そのことを忘れて友達に話したので、家に帰ったらもらったはずの手印がなくなっていた。 |
| 全体の記録時間数 | 3:18 |
| 物語の時間数 | 2:55 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |