粟国の人が人食い島、唐船といっていたのは今のアメリカ人のことだった。唐船が防波堤の沖に着いた。それで村の人たちは戦争のように大騒ぎになった。アメリカ人はボートで沖から島にやって来た。昔はどこでも食べるのに不自由だったのでしょう。島におりて来て、アメリカ人が手で角の形を作り、「モー」言ったた。初めはナゲヤー(与那家)からであった。言葉が分からないので、手で角の形を作り「モー」と言っていた。人食い人が来たといって村の人たちは大騒ぎになり、要求されるまま何でも渡した。「パーコーレー」と言ったら赤トウガラシのことであった。「パーコーレー」というのも言葉が通じなく、意味が分からなかった。村では特攻隊のように青年たちを先頭にしていた。この青年たちも「パーコーレー」が分からなかった。「シーハーハー」と言ったので、ああ、これはトウガラシのことだろうと思って、村中のトウガラシを集めて渡した。今度は鳥が羽をバタバタさせる格好をして「コッコオー」と言ったので、ああ、鳥だなぁと思い、三種品物をやった。するとアメリカ人は帰って行った。ボートに乗って「バイバイ」と言っていた。
| レコード番号 | 47O230003 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C001 |
| 決定題名 | ウランダーの来訪(方言) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 与那城カマド |
| 話者名かな | よなしろかまど |
| 生年月日 | 18961002 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県粟国村浜 |
| 記録日 | 19760815 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 粟国T01A03 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 粟国島の民話P398 |
| キーワード | オランダ人 |
| 梗概(こうがい) | 粟国の人が人食い島、唐船といっていたのは今のアメリカ人のことだった。唐船が防波堤の沖に着いた。それで村の人たちは戦争のように大騒ぎになった。アメリカ人はボートで沖から島にやって来た。昔はどこでも食べるのに不自由だったのでしょう。島におりて来て、アメリカ人が手で角の形を作り、「モー」言ったた。初めはナゲヤー(与那家)からであった。言葉が分からないので、手で角の形を作り「モー」と言っていた。人食い人が来たといって村の人たちは大騒ぎになり、要求されるまま何でも渡した。「パーコーレー」と言ったら赤トウガラシのことであった。「パーコーレー」というのも言葉が通じなく、意味が分からなかった。村では特攻隊のように青年たちを先頭にしていた。この青年たちも「パーコーレー」が分からなかった。「シーハーハー」と言ったので、ああ、これはトウガラシのことだろうと思って、村中のトウガラシを集めて渡した。今度は鳥が羽をバタバタさせる格好をして「コッコオー」と言ったので、ああ、鳥だなぁと思い、三種品物をやった。するとアメリカ人は帰って行った。ボートに乗って「バイバイ」と言っていた。 |
| 全体の記録時間数 | 3:28 |
| 物語の時間数 | 2:45 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |