クスケー由来(共通語)

概要

昔、昔、ハティ昔 ある立派な家があった。そこの長男が嫁をもらうことになりめでたく結婚して裕福に暮らしていた。しかしこの嫁には四、五年たっても子供がなかったので、その家から無理やり追い出された。この嫁はあまりに悔しくて自殺してしまった。そしてしょっちゅう幽霊となってその家に現れた。その家は金持ちなので嫁になりたがるものは多かったので、すぐにまた嫁をもらった。一年半くらいたつと子どもができた。幽霊は今度こそ恨みを晴らそうと、赤子を殺そうと狙っていた。ある日、旅人がそこの家の前を通り、日が暮れてきたので、一夜を明かさせてくれと頼んだ。軒下ならよいということで泊めてもらった。その夜、二、三名の幽霊が、その家の屋敷に入ってきて相談していた。何を相談しているのかとこの旅人が耳を傾けると、幽霊達は「あの赤子殺してやろう、くしゃみをさせればおしまいだ」「いやあれはクスケーと言えば効かない」「それは誰も知らないから大丈夫だ」というようなことを言っていた。旅人は家の人を起してこのことを知らせた。しばらくすると子供がくしゃみをしたので一晩中「クスタッケー クスタッケー」と言ったので、その子供の命は奪われずにすみ無事成長した。これから琉球ではくしゃみをしたら「クスタッケー」と言うようになった。

再生時間:6:28

民話詳細DATA

レコード番号 47O380676
CD番号 47O38C034
決定題名 クスケー由来(共通語)
話者がつけた題名
話者名 城間盛吉
話者名かな ぐすくませいきち
生年月日 19130802
性別
出身地 沖縄県国頭郡東村字平良
記録日 19790804
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 東村字平良 T24 B03 
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく) むかしむかしはてぃむかし 
伝承事情
文字化資料
キーワード 長男,嫁,結婚,子供,自殺,幽霊,金持ち,赤子,旅人,軒下,相談,くしゃみ,クスケー,クスタッケー,琉球
梗概(こうがい) 昔、昔、ハティ昔 ある立派な家があった。そこの長男が嫁をもらうことになりめでたく結婚して裕福に暮らしていた。しかしこの嫁には四、五年たっても子供がなかったので、その家から無理やり追い出された。この嫁はあまりに悔しくて自殺してしまった。そしてしょっちゅう幽霊となってその家に現れた。その家は金持ちなので嫁になりたがるものは多かったので、すぐにまた嫁をもらった。一年半くらいたつと子どもができた。幽霊は今度こそ恨みを晴らそうと、赤子を殺そうと狙っていた。ある日、旅人がそこの家の前を通り、日が暮れてきたので、一夜を明かさせてくれと頼んだ。軒下ならよいということで泊めてもらった。その夜、二、三名の幽霊が、その家の屋敷に入ってきて相談していた。何を相談しているのかとこの旅人が耳を傾けると、幽霊達は「あの赤子殺してやろう、くしゃみをさせればおしまいだ」「いやあれはクスケーと言えば効かない」「それは誰も知らないから大丈夫だ」というようなことを言っていた。旅人は家の人を起してこのことを知らせた。しばらくすると子供がくしゃみをしたので一晩中「クスタッケー クスタッケー」と言ったので、その子供の命は奪われずにすみ無事成長した。これから琉球ではくしゃみをしたら「クスタッケー」と言うようになった。
全体の記録時間数 7:13
物語の時間数 6:28
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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