有銘には部落に一ヶ所御願所がある。ノロが一人、根神が一人いる。祭祀のときは区長の支持により婦人がうちゃなく、米五合、神酒、果物などのご馳走をつくり供える。家に祀った神様は、祖神、火の神、屋敷神、便所の神など。毎朝日の出の方向の東に向かって家族の一日の無事を祈った。福禄樹は床の間に飾る。鍛冶屋が何十年か前までは二ヶ所あって、そこの家の主人は年に一回鍛冶屋の神を祀っていた。魔除けの石敢当 獅子像、ヒンプンなどは戦後、家がコンクリート建てになってから少なくなった。紫微鑾駕は瓦葺の家には今でもある。それを新築した家の天井馬小(テンジョーウマグヮー)に板に紫微鑾駕と書いたものと味噌と米と塩を葉っぱに包んだものを吊るす。そうして大工の棟梁が「鬼は外、福は内」と大声で叫び、お粥を口に含んでプーと吹き、魔除けを行なう。有銘と源河を結ぶ山道が主な道路。源河には本や衣類等の生活物資を買うために裸足で歩いていった。隣部落へは道が険しいため往来は少なかったが、海岸沿いに行くことはあった。戦後になってはじめてトラックが通るようになった。周一回程度山原船が入港し薪を買い取り那覇や首里に持っていく。その代わりにそうめん、米、味噌などの生活物資を持ってきた。
| レコード番号 | 47O380329 |
|---|---|
| CD番号 | 47O38C016 |
| 決定題名 | 民俗 信仰と祭祀(方言混じり) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 新垣ウシ 仲泊ウタ 石川ツル |
| 話者名かな | あらがきうし なかどまりうた いしかわつる |
| 生年月日 | 19120710 19120809 19080616 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県国頭郡東村字有銘 沖縄県国頭郡本部町具志堅 沖縄県国頭郡羽地村屋嘉地 |
| 記録日 | 19790803 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 東村字有銘 T12 A01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 民俗、 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 有銘,御願所,ノロ,根神が,うちゃなく,神酒,祖神,火の神,屋敷神,便所の神,福禄樹,鍛冶屋,魔除け,石敢当,獅子像,ヒンプン,紫微鑾駕,新築,天井馬小,大工の棟梁,お粥,源河,生活物資,山原船 |
| 梗概(こうがい) | 有銘には部落に一ヶ所御願所がある。ノロが一人、根神が一人いる。祭祀のときは区長の支持により婦人がうちゃなく、米五合、神酒、果物などのご馳走をつくり供える。家に祀った神様は、祖神、火の神、屋敷神、便所の神など。毎朝日の出の方向の東に向かって家族の一日の無事を祈った。福禄樹は床の間に飾る。鍛冶屋が何十年か前までは二ヶ所あって、そこの家の主人は年に一回鍛冶屋の神を祀っていた。魔除けの石敢当 獅子像、ヒンプンなどは戦後、家がコンクリート建てになってから少なくなった。紫微鑾駕は瓦葺の家には今でもある。それを新築した家の天井馬小(テンジョーウマグヮー)に板に紫微鑾駕と書いたものと味噌と米と塩を葉っぱに包んだものを吊るす。そうして大工の棟梁が「鬼は外、福は内」と大声で叫び、お粥を口に含んでプーと吹き、魔除けを行なう。有銘と源河を結ぶ山道が主な道路。源河には本や衣類等の生活物資を買うために裸足で歩いていった。隣部落へは道が険しいため往来は少なかったが、海岸沿いに行くことはあった。戦後になってはじめてトラックが通るようになった。周一回程度山原船が入港し薪を買い取り那覇や首里に持っていく。その代わりにそうめん、米、味噌などの生活物資を持ってきた。 |
| 全体の記録時間数 | 13:14 |
| 物語の時間数 | 12:38 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |