産神問答 炭焼き長者(方言混じり)

概要

ある所に二人の漁師がいた。夜になって二人とも漁に出かけたが潮もまだ満ちておらず浜辺で満潮になるのを待って眠っていた。二人の妻は共に妊娠していた。それで一方が女、もう一方が男だったら二人を夫婦にさせようと話をしていた。夢に神様が現れた。まもなく一方に男が生まれもう一方に女が生まれた。大きくなって二人は結婚する。男のところは金持ちだったので、妻が粟を入れたご飯を食べさせたと怒り、妻を離縁する。妻は子供を連れて山に行き、炭を焼いて苦労して金を貯め店を開いた。元の夫は乞食のようになり、ざるをつくって店に売りにきた。その時、子供は五、六才になっていたが、その男が来るとよくなついた。それでも男は妻や子どものことがわからなかった。気が休まらず妻は、自分の子供もわからないのかと言うと、男はその場で舌をかんで死んでしまった。妻は家のそばに墓をつくって葬る。そうしてお茶を沸かして、いつも奉げていたが妻の流した涙から菜の葉が生えた。ここから菜の葉は広がった。これは涙の葉ということからナーヌファと名がついた。また毎朝、お茶を沸かし入り口に捨てるようになった。

再生時間:4:04

民話詳細DATA

レコード番号 47O380325
CD番号 47O38C016
決定題名 産神問答 炭焼き長者(方言混じり)
話者がつけた題名 ナーヌファーの由来
話者名 仲泊ウタ
話者名かな なかどまりうた
生年月日 19120809
性別
出身地 沖縄県国頭郡本部町具志堅
記録日 19790803
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 東村字有銘 T11 B11
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情 母から聞いた
文字化資料
キーワード 漁師,妊娠,夢,神様,結婚,離縁,炭,乞食,墓,菜の葉,涙の葉,ナーヌファ
梗概(こうがい) ある所に二人の漁師がいた。夜になって二人とも漁に出かけたが潮もまだ満ちておらず浜辺で満潮になるのを待って眠っていた。二人の妻は共に妊娠していた。それで一方が女、もう一方が男だったら二人を夫婦にさせようと話をしていた。夢に神様が現れた。まもなく一方に男が生まれもう一方に女が生まれた。大きくなって二人は結婚する。男のところは金持ちだったので、妻が粟を入れたご飯を食べさせたと怒り、妻を離縁する。妻は子供を連れて山に行き、炭を焼いて苦労して金を貯め店を開いた。元の夫は乞食のようになり、ざるをつくって店に売りにきた。その時、子供は五、六才になっていたが、その男が来るとよくなついた。それでも男は妻や子どものことがわからなかった。気が休まらず妻は、自分の子供もわからないのかと言うと、男はその場で舌をかんで死んでしまった。妻は家のそばに墓をつくって葬る。そうしてお茶を沸かして、いつも奉げていたが妻の流した涙から菜の葉が生えた。ここから菜の葉は広がった。これは涙の葉ということからナーヌファと名がついた。また毎朝、お茶を沸かし入り口に捨てるようになった。
全体の記録時間数 5:15
物語の時間数 4:04
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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