旧の二月と十月はお宮の行事は何もない。元祖のいる家だけ二月彼岸(ニングァチヒガン)が行なわれる。四月には虫アシビとシヌグがある。二日で行なう。昔は別々にやっていたが、今は一緒に行なう。四月のアブシバレーの前に行なう。昔は平良から始めて川田、宮城と順に拝んだ。今は三ヶ所別に行なう。アブシバレーは虫を取り、船を作ってそれに乗せ、お宮、井戸、浜と順番に拝んだ。ふつう根人は生まれ年の日には船を持たせて「ユガフの国にお前は行きなさい」といい厄払いする。日にちは村で決める。畑には行かない。昔は、翌日のアシビには物忌みとして畑には入ってはいけなかった。今は、お婆さん一人で自分の野菜畑からカタツムリとか赤虫とか葉野菜につく虫を取って、お宮、井戸、浜で拝んでから流す。五月のウマチーは平良、川田、宮城の神人が集まり順に拝む。家々では元祖の前に魚を供える。六月はハーリーがある。サンカの行事。三ヶ所の神人が集まる。平良、川田ではウガンバーリーとスーブバーリーがある。ウガンバーリーには船に神人が乗り、それが終わってからスーブバーリーをやる。七月はエイサー。昔は七月エイサーはカリーなものだから妊婦は入れなかった。青年たちは家々ををめぐり、カリーだから家の庭でエイサーと言い、酒一合とご馳走を一口二口家に上がって食べたりしたものだが、今では家々はまわらなくて、お宮の前から売店広場でやる。十五日には川田でハカヌバーがある。祖先を家にお迎えする。墓から青年達が太鼓を叩いてピーダルラーラといいながら元地の家に行き、家々を回るが、宮城ではやらない。八月が10日と15日の十五夜に字の行事がある。10日には神のウクイムチがあるから三ヶ所のノロが集まって拝む。夜は字の青年や婦人たちによる字芝居がある。九月は、昔は大阪や東京に出稼ぎに出た人たちがいたから、旅をしている人の親は、お宮参りして、魚を供えて拝んだ。十月は何もない。十一月は、10日にお宮でおイモのお願いをした。十二月は一年中の身体の健康を感謝してニーフェウサギをする。火の神の神棚にうぶくとソーメンのお吹物と魚を供える。
| レコード番号 | 47O380223 |
|---|---|
| CD番号 | 47O38C010 |
| 決定題名 | 年中行事 二月-十二月(方言) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 宮城カマド |
| 話者名かな | みやぎかまど |
| 生年月日 | 18951005 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県国頭郡東村字宮城 |
| 記録日 | 19790802 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 東村字宮城 T07 B04 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 民俗 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | お宮,行事,元祖,二月彼岸,虫アシビ,シヌグ,アブシバレー,平良,川田,宮城,虫,船,井戸,浜,根人,生まれ年,ユガフ,厄払い,アシビ,物忌み,畑,ウマチー,神人,ハーリー,サンカ,ウガンバーリー,スーブバーリー,七月エイサー,カリー,妊婦,ハカヌバー,太鼓,ピーダルラーラ,十五夜,ウクイムチ,ノロ,字芝居,お宮参り,ニーフェウサギ,火の神 |
| 梗概(こうがい) | 旧の二月と十月はお宮の行事は何もない。元祖のいる家だけ二月彼岸(ニングァチヒガン)が行なわれる。四月には虫アシビとシヌグがある。二日で行なう。昔は別々にやっていたが、今は一緒に行なう。四月のアブシバレーの前に行なう。昔は平良から始めて川田、宮城と順に拝んだ。今は三ヶ所別に行なう。アブシバレーは虫を取り、船を作ってそれに乗せ、お宮、井戸、浜と順番に拝んだ。ふつう根人は生まれ年の日には船を持たせて「ユガフの国にお前は行きなさい」といい厄払いする。日にちは村で決める。畑には行かない。昔は、翌日のアシビには物忌みとして畑には入ってはいけなかった。今は、お婆さん一人で自分の野菜畑からカタツムリとか赤虫とか葉野菜につく虫を取って、お宮、井戸、浜で拝んでから流す。五月のウマチーは平良、川田、宮城の神人が集まり順に拝む。家々では元祖の前に魚を供える。六月はハーリーがある。サンカの行事。三ヶ所の神人が集まる。平良、川田ではウガンバーリーとスーブバーリーがある。ウガンバーリーには船に神人が乗り、それが終わってからスーブバーリーをやる。七月はエイサー。昔は七月エイサーはカリーなものだから妊婦は入れなかった。青年たちは家々ををめぐり、カリーだから家の庭でエイサーと言い、酒一合とご馳走を一口二口家に上がって食べたりしたものだが、今では家々はまわらなくて、お宮の前から売店広場でやる。十五日には川田でハカヌバーがある。祖先を家にお迎えする。墓から青年達が太鼓を叩いてピーダルラーラといいながら元地の家に行き、家々を回るが、宮城ではやらない。八月が10日と15日の十五夜に字の行事がある。10日には神のウクイムチがあるから三ヶ所のノロが集まって拝む。夜は字の青年や婦人たちによる字芝居がある。九月は、昔は大阪や東京に出稼ぎに出た人たちがいたから、旅をしている人の親は、お宮参りして、魚を供えて拝んだ。十月は何もない。十一月は、10日にお宮でおイモのお願いをした。十二月は一年中の身体の健康を感謝してニーフェウサギをする。火の神の神棚にうぶくとソーメンのお吹物と魚を供える。 |
| 全体の記録時間数 | 11:08 |
| 物語の時間数 | 10:50 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |