蛙はたいへん親不孝者で、親の言うことを何も聞かなかった。親が水を汲んで来いと言うと潮水を汲んできたり、潮水汲んで来いと言うと水を汲んでくる。昔は潮水で豆腐を作っていた。潮水で豆腐を固めるのだが水を汲んできたので豆腐は固まらず、舐めてみると水だった。それで親は「この子は何を言っても反対のことをするから、親が死んでも墓(シンジュ)には埋めてくれないだろう。反対のことを言わなければならない」ということで「オッカーが死んだら川のそばに送りなさい」と言った。墓に埋めてくれと言うと、海に流すかもしれないと思って反対のことを言った。すると、この子は親が生きている間は反対のことばかりしてきたから、死んでしまったら、せめて親の言うとおりにしようと思って川のそばに埋めた。それで雨が降ると親が流されはしないだろうかと思ってガークガーク鳴くのである。
| レコード番号 | 47O380136 |
|---|---|
| CD番号 | 47O38C006 |
| 決定題名 | 雨蛙不孝(方言混じり) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 与那嶺完次郎 |
| 話者名かな | よなみねかんじろう |
| 生年月日 | 19070808 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県国頭郡今帰仁村字上運天 |
| 記録日 | 19790802 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 東村字宮城魚泊 T04 B03 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 動物昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 母親からじーるの側で聞いた。 |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 蛙,親不孝者,親,水,潮水,豆腐,反対,墓,シンジュ,川,雨 |
| 梗概(こうがい) | 蛙はたいへん親不孝者で、親の言うことを何も聞かなかった。親が水を汲んで来いと言うと潮水を汲んできたり、潮水汲んで来いと言うと水を汲んでくる。昔は潮水で豆腐を作っていた。潮水で豆腐を固めるのだが水を汲んできたので豆腐は固まらず、舐めてみると水だった。それで親は「この子は何を言っても反対のことをするから、親が死んでも墓(シンジュ)には埋めてくれないだろう。反対のことを言わなければならない」ということで「オッカーが死んだら川のそばに送りなさい」と言った。墓に埋めてくれと言うと、海に流すかもしれないと思って反対のことを言った。すると、この子は親が生きている間は反対のことばかりしてきたから、死んでしまったら、せめて親の言うとおりにしようと思って川のそばに埋めた。それで雨が降ると親が流されはしないだろうかと思ってガークガーク鳴くのである。 |
| 全体の記録時間数 | 3:26 |
| 物語の時間数 | 3:07 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |