この川の隣にね、部落があったらしいですが、そして、あの川の側に堤防よ、あのアダン山にファブ、ファブが入ったからよ、ファブを焼こうと別の人がそこに火を点けたわけさあ。そしたら、またその火を点けた隣には人の民家が有るわけさあ。その家の次良(じらー)、三良(さんらー)の親子がよ、ファブを焼くためとは思わない。「家が危険だ。」と言って、この山に点けた火を消したわけさあ。「ウフドーの潮は潮だよ、川の水だよ。」と、海の潮と川の水はいくら汲んでも減らないよ。それで、火を消したから、このファブは命拾いしてな。命拾いしたから、このファブが、「お前達の子孫がいつも暗闇の道でもどこでも歩く場合には歌いなさいよ。『ウフドゥの潮だよ。川の水だよ。次良、三良の子孫だよ、側に退きなさいよ、退きなさいよ。』といつもそう言ったら、もう私達ファブは、側になって何もお前達の子孫には危害を加えないよ。」これはファブが次良、三良に言っているわけさ。これは符文と言って、この符文を唱えて歩いたら何も間違いは無いさあ。
| レコード番号 | 47O220800 |
|---|---|
| CD番号 | 47O22C035 |
| 決定題名 | ハブ除け呪文(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | ハブ除け呪文 |
| 話者名 | 山城光次郎 |
| 話者名かな | やましろこうじろう |
| 生年月日 | 18921122 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県大宜味村田嘉里 |
| 記録日 | 19820915 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 大宜味村田嘉里T31A10 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 『おおぎみの昔話』(平成10年3月31日 大宜味村教育委員会発行)P161 |
| キーワード | 川,堤防,アダン山,ハブ,火,次郎,三郎,親子,ウフドー,潮,命拾い,符文, |
| 梗概(こうがい) | この川の隣にね、部落があったらしいですが、そして、あの川の側に堤防よ、あのアダン山にファブ、ファブが入ったからよ、ファブを焼こうと別の人がそこに火を点けたわけさあ。そしたら、またその火を点けた隣には人の民家が有るわけさあ。その家の次良(じらー)、三良(さんらー)の親子がよ、ファブを焼くためとは思わない。「家が危険だ。」と言って、この山に点けた火を消したわけさあ。「ウフドーの潮は潮だよ、川の水だよ。」と、海の潮と川の水はいくら汲んでも減らないよ。それで、火を消したから、このファブは命拾いしてな。命拾いしたから、このファブが、「お前達の子孫がいつも暗闇の道でもどこでも歩く場合には歌いなさいよ。『ウフドゥの潮だよ。川の水だよ。次良、三良の子孫だよ、側に退きなさいよ、退きなさいよ。』といつもそう言ったら、もう私達ファブは、側になって何もお前達の子孫には危害を加えないよ。」これはファブが次良、三良に言っているわけさ。これは符文と言って、この符文を唱えて歩いたら何も間違いは無いさあ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:43 |
| 物語の時間数 | 2:34 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |