屋根葺き‥‥昔、ある所で家造りがあって、いよいよ屋根葺きというときになって、人手が足りないので渡嘉敷ペークに、「それで、あなたも屋根葺きを手伝ってくださいませんか」と言うと、「私は、屋根葺きをしたことがないので、自分は、屋根葺きをすることはできないよお」と言って、断った。しかしながら、「家造りの人手が足りないので、もうぜひ手伝って頑張って下さい」と何度も頼まれたので、渡嘉敷ペークは、「よし、それじゃあ自分で出来るくらいやってみよう」と言って、それから、家造りの手伝いで
ある屋根葺きを手伝いに行くと、茅葺きや瓦葺きでも同じく、下から上に葺きあげるということは当たり前のことだ。それなのに、渡嘉敷ペークは、「おうい、みんな何ということだ。この家は葺き方が、違ってるぞ、屋根というのはだね、上から下に茅を乗せて葺くのであって、下から上に葺くことはありえない。上から下へ自然に茅の屋根を葺くのであろう」と言った。すると人々は、「いいえ、そんなことはない。やはり茅を下から上に葺き上げることによって、屋根は葺かれるのだ」そういうことで、争いごとになり、渡嘉敷ペークは、「そうか、そんなことなら私は出来ない、もう私は屋根葺きの手伝いは断ることにしよう」と、渡嘉敷ペークは、うまく断ったという話である。
| レコード番号 | 47O220790 |
|---|---|
| CD番号 | 47O22C035 |
| 決定題名 | 渡嘉敷ペーク 屋根葺き(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 渡嘉敷ペーク 屋根葺き |
| 話者名 | 親川富二 |
| 話者名かな | おやかわとみじ |
| 生年月日 | 19161110 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県大宜味村津波 |
| 記録日 | 19830331 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 大宜味村白浜T30B08 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 伊波明徳さんから |
| 文字化資料 | 『おおぎみの昔話』(平成10年3月31日 大宜味村教育委員会発行)P209 |
| キーワード | 家造り,屋根葺き,人手不足,渡嘉敷ペーク,下から上,葺きあげ,手伝い,断る |
| 梗概(こうがい) | 屋根葺き‥‥昔、ある所で家造りがあって、いよいよ屋根葺きというときになって、人手が足りないので渡嘉敷ペークに、「それで、あなたも屋根葺きを手伝ってくださいませんか」と言うと、「私は、屋根葺きをしたことがないので、自分は、屋根葺きをすることはできないよお」と言って、断った。しかしながら、「家造りの人手が足りないので、もうぜひ手伝って頑張って下さい」と何度も頼まれたので、渡嘉敷ペークは、「よし、それじゃあ自分で出来るくらいやってみよう」と言って、それから、家造りの手伝いで ある屋根葺きを手伝いに行くと、茅葺きや瓦葺きでも同じく、下から上に葺きあげるということは当たり前のことだ。それなのに、渡嘉敷ペークは、「おうい、みんな何ということだ。この家は葺き方が、違ってるぞ、屋根というのはだね、上から下に茅を乗せて葺くのであって、下から上に葺くことはありえない。上から下へ自然に茅の屋根を葺くのであろう」と言った。すると人々は、「いいえ、そんなことはない。やはり茅を下から上に葺き上げることによって、屋根は葺かれるのだ」そういうことで、争いごとになり、渡嘉敷ペークは、「そうか、そんなことなら私は出来ない、もう私は屋根葺きの手伝いは断ることにしよう」と、渡嘉敷ペークは、うまく断ったという話である。 |
| 全体の記録時間数 | 1:37 |
| 物語の時間数 | 1:30 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |