これは塩屋に実際にいた人の話であるが、その人が那覇に買い物に行って反物を買うとき、店の人が、「その品物は千貫です」と言ったので、その人はもっと安くしてもらいたいという意味で「百貫で買いたいのですが」と言った。そして結局、百貫で買った。百貫というのは、その当時の一円が千貫で、2円が百貫だから、その人は2倍の値段で買ったことになる。それで、塩屋ではその人のことを百貫アンムーと呼んだ。アンムーとはおばさんのこと。アンマーのこと。私が5~6歳のころ、弟たちの子守りをしながら、ニンガマに遊びに行く途中に、その人に会った。みんなが「百貫アンムー」と呼んでいた人なので、私もその人の名前だとしか知らず、「百貫アンムー、ザーチモーイガ(どこに行くんですか)」と言ったら、(その百貫アンムーに)げんこつされた。そのことはいつまでも忘れない。
| レコード番号 | 47O220736 |
|---|---|
| CD番号 | 47O22C033 |
| 決定題名 | 百巻アンムー(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 百巻アンムー |
| 話者名 | 山城覚助 |
| 話者名かな | やましろかくすけ |
| 生年月日 | 19171010 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県大宜味村塩屋 |
| 記録日 | 19830305 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 大宜味村塩屋T29A11 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 世間話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 塩屋,反物,千貫,百貫 |
| 梗概(こうがい) | これは塩屋に実際にいた人の話であるが、その人が那覇に買い物に行って反物を買うとき、店の人が、「その品物は千貫です」と言ったので、その人はもっと安くしてもらいたいという意味で「百貫で買いたいのですが」と言った。そして結局、百貫で買った。百貫というのは、その当時の一円が千貫で、2円が百貫だから、その人は2倍の値段で買ったことになる。それで、塩屋ではその人のことを百貫アンムーと呼んだ。アンムーとはおばさんのこと。アンマーのこと。私が5~6歳のころ、弟たちの子守りをしながら、ニンガマに遊びに行く途中に、その人に会った。みんなが「百貫アンムー」と呼んでいた人なので、私もその人の名前だとしか知らず、「百貫アンムー、ザーチモーイガ(どこに行くんですか)」と言ったら、(その百貫アンムーに)げんこつされた。そのことはいつまでも忘れない。 |
| 全体の記録時間数 | 3:03 |
| 物語の時間数 | 2:54 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |