私が首里で丁稚奉公している時に聞いた話です。モーイ親方は、とっても知能家で、頭はとてもよかった。モーイ達の隣の家に、蜜柑の木がたくさん実って、モーイ達の屋敷にもたくさん垂れ下がっていた。それで、モーイは、「これは、自分達の屋敷内にあるものだから、取って食べていいんだろう」と、自分達の屋敷内にきている実を全部もぎ取って食べた。それを隣の家の主人に見られ、モーイのバカは、叱られた。すると、「私にも考えがあるから、今からはもう、だれが食べるもんか」と言うた。「なんていうか、モーイのバカ」と言われると、浜から、腐った小さい子豚を拾ってきて、竿は自分の屋敷に立てて、それを紐でくくって、向こうの屋敷の玄関のところに垂らして置いた。蜜柑のある家の主人が、「こんな臭いものを人の家に置くとは何ごとか」と言って、大変怒った。モーイは、「なんで、竿の根元は私の屋敷にあるんだから、あんたの家にかまわないじゃないか」と言った。すると、蜜柑のある家の主人は、「そんなら、もううちの屋敷内にある蜜柑は食べていいさあ。食べなさい」と言って、怒りよったという話。
| レコード番号 | 47O220505 |
|---|---|
| CD番号 | 47O22C024 |
| 決定題名 | モーイ親方と隣の蜜柑(共通語) |
| 話者がつけた題名 | モーイ親方と隣の蜜柑 |
| 話者名 | 崎山喜明 |
| 話者名かな | さきやまきめい |
| 生年月日 | 19110507 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県大宜味村宮城 |
| 記録日 | 19830304 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 大宜味村宮城T21A03 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 『おおぎみの昔話』(平成10年3月31日 大宜味村教育委員会発行)P199 |
| キーワード | 首里,丁稚奉公,モーイ親方,知能家,隣の家,蜜柑の木,垂れ下がった,屋敷内,食べた,隣の家の主人,叱られた,モーイのバカ,腐った子豚,竿,紐,屋敷の玄関,垂らして置く,怒った,竿の根元, |
| 梗概(こうがい) | 私が首里で丁稚奉公している時に聞いた話です。モーイ親方は、とっても知能家で、頭はとてもよかった。モーイ達の隣の家に、蜜柑の木がたくさん実って、モーイ達の屋敷にもたくさん垂れ下がっていた。それで、モーイは、「これは、自分達の屋敷内にあるものだから、取って食べていいんだろう」と、自分達の屋敷内にきている実を全部もぎ取って食べた。それを隣の家の主人に見られ、モーイのバカは、叱られた。すると、「私にも考えがあるから、今からはもう、だれが食べるもんか」と言うた。「なんていうか、モーイのバカ」と言われると、浜から、腐った小さい子豚を拾ってきて、竿は自分の屋敷に立てて、それを紐でくくって、向こうの屋敷の玄関のところに垂らして置いた。蜜柑のある家の主人が、「こんな臭いものを人の家に置くとは何ごとか」と言って、大変怒った。モーイは、「なんで、竿の根元は私の屋敷にあるんだから、あんたの家にかまわないじゃないか」と言った。すると、蜜柑のある家の主人は、「そんなら、もううちの屋敷内にある蜜柑は食べていいさあ。食べなさい」と言って、怒りよったという話。 |
| 全体の記録時間数 | 1:58 |
| 物語の時間数 | 1:50 |
| 言語識別 | 混在 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |