私は、中学卒業してから二十歳まで漁をしていたが、年上の人達と一緒にずっと沖に出て、イカ釣っていた。海が時化てきたから、「もう家に帰ろう」ということになって、帰って来る時に遺念火というのが火
玉になって出て、船を追ったり、前になったり、また後になったりして追いかけられた。年上の人達が、「これは海で災難に遭った人、死んだ人の魂が物欲しさにやっていることだ」と、よく話を聞かされていたので、「遺念火だなあ」と思って、煙草を投げたり、物を投げてあげたりした。そうして、それは逃げていなくなったので、無事に帰って来たわけ。特に八月八日から十一日までの三日間の柴差しの日には、漁師達は、怖がって海に出なかったという話が昔から伝わっている。
| レコード番号 | 47O220415 |
|---|---|
| CD番号 | 47O22C020 |
| 決定題名 | イカ海の精(シマグチ混) |
| 話者がつけた題名 | 遺念火の話 |
| 話者名 | 平良仲善 |
| 話者名かな | たいらちゅうぜん |
| 生年月日 | 19141130 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県大宜味村大兼久 |
| 記録日 | 19830304 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 大宜味村大兼久T18B03 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 世間話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 漁,年上の人達,イカ釣り,海が時化てきた,帰って来る時,遺念火,火玉,船を追いかけた,災難に遭ったた人,死んだ人の魂,煙草,物をあげた,逃げた,無事帰った,八月八日から十一日までの三日間,柴差し, |
| 梗概(こうがい) | 私は、中学卒業してから二十歳まで漁をしていたが、年上の人達と一緒にずっと沖に出て、イカ釣っていた。海が時化てきたから、「もう家に帰ろう」ということになって、帰って来る時に遺念火というのが火 玉になって出て、船を追ったり、前になったり、また後になったりして追いかけられた。年上の人達が、「これは海で災難に遭った人、死んだ人の魂が物欲しさにやっていることだ」と、よく話を聞かされていたので、「遺念火だなあ」と思って、煙草を投げたり、物を投げてあげたりした。そうして、それは逃げていなくなったので、無事に帰って来たわけ。特に八月八日から十一日までの三日間の柴差しの日には、漁師達は、怖がって海に出なかったという話が昔から伝わっている。 |
| 全体の記録時間数 | 2:24 |
| 物語の時間数 | 2:10 |
| 言語識別 | 混在 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |