昔の葬式は殿様の乗るような駕籠に棺桶を乗せて、 人で担いで墓場行くわけ。その後を女の人が顔に芭蕉布をかぶってワーワー泣いてつないでいたって。それが非常に泣くんですよ。上原の方は、我々士族はね。いっぺんね、私が尋常の5年か6年の時、内地に行く前にね、大阪行く前に、今の源河にたくさん松の木が県道にあってね、そこで土方して雇われておった。仕事終わって家帰ると言って、乗り物ないから歩いていたら、部落に入る前に砂糖キビをたくさん作っているところがあって、その辺で大きな声で泣くのが聞こえた。蚊かなと思ったが、ちがうしね、もっと歩いていると、はっきりと今度はオーオーと聞こえるから、これは葬式がくるな、どっかへ逃げようと言ったら、後ろの三人は「フリムン、何も聞こえないよ」と言ったので、そのまま上原の部落に帰ったら、トウという屋号の家のおばあさんが死んで葬式をしていたことがわかった。あんな遠くまで泣き声が聞こえるはずないのに聞こえたのが、いまだに不思議よ。葬式の行列というのはね、死んでも極楽行けなくて迷っている人が新しく死んだ人をつかまえると極楽行けるということで争って、見えない手で取ろうとするので、駕籠の前になぎなた持った人がいてそうさせないように守った。武器を持ってね。これは根路銘もやってたよ。昔は土葬だからね、3年たったら洗骨というのもあった。
| レコード番号 | 47O220382 |
|---|---|
| CD番号 | 47O22C019 |
| 決定題名 | 昔の葬式(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 昔の葬式 |
| 話者名 | 浜元正雄 |
| 話者名かな | はまもとまさお |
| 生年月日 | 19041127 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県大宜味村上原 |
| 記録日 | 19830304 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 大宜味村根路銘T16B06 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 世間話、 民俗 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 昔の葬式,駕籠,棺桶を乗せ,担いで,墓場行く,女の人,顔に芭蕉布をかぶって,泣いて,上原,士族,源河,松の木,県道,土方,泣き声が聞こえた,葬式の行列,極楽行けない,迷っている人,新しく死んだ人をつかまえる,なぎなた持った人,守った,根路銘,土葬,3年,洗骨 |
| 梗概(こうがい) | 昔の葬式は殿様の乗るような駕籠に棺桶を乗せて、 人で担いで墓場行くわけ。その後を女の人が顔に芭蕉布をかぶってワーワー泣いてつないでいたって。それが非常に泣くんですよ。上原の方は、我々士族はね。いっぺんね、私が尋常の5年か6年の時、内地に行く前にね、大阪行く前に、今の源河にたくさん松の木が県道にあってね、そこで土方して雇われておった。仕事終わって家帰ると言って、乗り物ないから歩いていたら、部落に入る前に砂糖キビをたくさん作っているところがあって、その辺で大きな声で泣くのが聞こえた。蚊かなと思ったが、ちがうしね、もっと歩いていると、はっきりと今度はオーオーと聞こえるから、これは葬式がくるな、どっかへ逃げようと言ったら、後ろの三人は「フリムン、何も聞こえないよ」と言ったので、そのまま上原の部落に帰ったら、トウという屋号の家のおばあさんが死んで葬式をしていたことがわかった。あんな遠くまで泣き声が聞こえるはずないのに聞こえたのが、いまだに不思議よ。葬式の行列というのはね、死んでも極楽行けなくて迷っている人が新しく死んだ人をつかまえると極楽行けるということで争って、見えない手で取ろうとするので、駕籠の前になぎなた持った人がいてそうさせないように守った。武器を持ってね。これは根路銘もやってたよ。昔は土葬だからね、3年たったら洗骨というのもあった。 |
| 全体の記録時間数 | 6:56 |
| 物語の時間数 | 6:50 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |