グスクのクラニーグヮーのお婆さんのトーカチ祝いの前日、隣近所の人たちが集まって御馳走を作り、晩、出来上がった御馳走を一番座に置いて、蚊帳を吊っておいていた。サエさんも、お母さんについて、その家に行っていた。夜10時頃、ほとんどの人は家に帰っていたが、サエさんは家が近いので、まだ残っていた。お祝いの時には、屋外に客人を座らせるために、バンク(野外に作った舞台、客座)を作った。庭のみかんの木の所までバンクをかいていたそうです。サエさんは、おしっこしたくなって、みかんの木の下でおしっこしたそうです。思わず上を見たら、その木にぶら下がっているのがいて、顔を見ると、口が大きくさけ、歯が真っ白で、顔全体が赤いんだって。髪も真っ赤、体も真っ赤って。あれもサエを見下ろしていたって。その時はブナガヤかなんか分からんが、あんまり珍しいから、サエは誰かを呼んできて見せようと走って行ったって。「ここに人がいるよ」って、人を呼びに行って帰ってきたらもういなかったって。それはブナガヤじゃなかったかって、いっている。顔をたれ下げて、枝に手をかけていたんだそうです。これはブナガヤじゃなかったかって、いわれています。サエさんが見た(ブナガヤは)痩せていたって。たぶん、食べ物がなくて、御馳走がいっぱいあるのを見て、羨ましくて、あんなして見ていたんじゃないかって、サエさんは言っていた。後に、この話をNHKの方が取材にきた時、サエさんと一緒に、ブナガヤがぶら下がっていたみかんの木を見に行ったら、もう、みかんの木は倒されていた。
| レコード番号 | 47O220265 |
|---|---|
| CD番号 | 47O22C012 |
| 決定題名 | ブナガヤを見た人の話 トーカチ祝いの御馳走(共通語) |
| 話者がつけた題名 | ブナガヤを見た人の話 トーカチ祝いの御馳走 |
| 話者名 | 大城茂子 |
| 話者名かな | おおしろしげこ |
| 生年月日 | 19211223 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県大宜味村謝名城 |
| 記録日 | 19830303 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄県口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 大宜味村謝名城T11B02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 世間話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | グスク,クラニーグヮー,お婆さん,トーカチ祝い,御馳走,一番座,蚊帳,夜10時頃,バンク,みかんの木,木にぶら下がっている,口が大きくさけ,歯が真っ白,顔全体が赤い,髪も真っ赤,体も真っ赤,ブナガヤ,枝に手をかけていた,痩せていた,人を呼びに行く,いなかった, |
| 梗概(こうがい) | グスクのクラニーグヮーのお婆さんのトーカチ祝いの前日、隣近所の人たちが集まって御馳走を作り、晩、出来上がった御馳走を一番座に置いて、蚊帳を吊っておいていた。サエさんも、お母さんについて、その家に行っていた。夜10時頃、ほとんどの人は家に帰っていたが、サエさんは家が近いので、まだ残っていた。お祝いの時には、屋外に客人を座らせるために、バンク(野外に作った舞台、客座)を作った。庭のみかんの木の所までバンクをかいていたそうです。サエさんは、おしっこしたくなって、みかんの木の下でおしっこしたそうです。思わず上を見たら、その木にぶら下がっているのがいて、顔を見ると、口が大きくさけ、歯が真っ白で、顔全体が赤いんだって。髪も真っ赤、体も真っ赤って。あれもサエを見下ろしていたって。その時はブナガヤかなんか分からんが、あんまり珍しいから、サエは誰かを呼んできて見せようと走って行ったって。「ここに人がいるよ」って、人を呼びに行って帰ってきたらもういなかったって。それはブナガヤじゃなかったかって、いっている。顔をたれ下げて、枝に手をかけていたんだそうです。これはブナガヤじゃなかったかって、いわれています。サエさんが見た(ブナガヤは)痩せていたって。たぶん、食べ物がなくて、御馳走がいっぱいあるのを見て、羨ましくて、あんなして見ていたんじゃないかって、サエさんは言っていた。後に、この話をNHKの方が取材にきた時、サエさんと一緒に、ブナガヤがぶら下がっていたみかんの木を見に行ったら、もう、みかんの木は倒されていた。 |
| 全体の記録時間数 | 4:02 |
| 物語の時間数 | 4:02 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |