子育て幽霊(共通語)

概要

村の外れに駄菓子屋があった。二十四、五ぐらいの女が、毎晩遅く店の閉まる前に、「マチバグヮーシ〔松葉の形をしたお菓子〕ください」と言って、いつも五つ、六つぐらい買って行った。その後、店のお婆さんが、お金の勘定しようと銭箱(じんばくー)を見ると、毎晩同じ、お金も足りない上、ほんとのお金でない一厘銭のような丸い黄色い後生のウチカビが入っていた。お婆さんは不思議に思って、女が来たときに見てみると、うつむきかげんで顔色も真っ青なので、「あれは人間でない」と思った。それで、家の人に言うと、「これは確かめないと大変だ」と言う。晩、女が来たとき後をつけていって見ると、墓の中に入っていった。不思議に思って墓を開けてみると、赤ちゃんがいた。お産前に亡くなった女が、墓の中で子供を生み、毎日、紙銭(かびじん)でお菓子を買いに来て育てていたそうだ。

再生時間:3:40

民話詳細DATA

レコード番号 47O220244
CD番号 47O22C011
決定題名 子育て幽霊(共通語)
話者がつけた題名 子育て幽霊
話者名 野里清子
話者名かな のさときよこ
生年月日 19041211
性別
出身地 沖縄県大宜味村謝名城
記録日 19830303
記録者の所属組織 沖縄県口承文芸学術調査団
元テープ番号 大宜味村謝名城T10B08
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情 本から、昔の人から
文字化資料 『おおぎみの昔話』(平成10年3月31日 大宜味村教育委員会発行)P53   
キーワード 村の外れ,駄菓子屋,二十四、五ぐらいの女,毎晩遅く,店の閉まる前,マチバグヮーシ,お菓子,五つ、六つ,買って行く,店のお婆さん,金の勘定,銭箱,毎晩同じ,ウチカビ,お婆さん,不思議に思う,顔色も真っ青,人間でない,確かめ,後をつけていく,墓の中,墓を開けてみる,赤ちゃん,お産前に亡くなった女,墓の中で子供,育てていた
梗概(こうがい) 村の外れに駄菓子屋があった。二十四、五ぐらいの女が、毎晩遅く店の閉まる前に、「マチバグヮーシ〔松葉の形をしたお菓子〕ください」と言って、いつも五つ、六つぐらい買って行った。その後、店のお婆さんが、お金の勘定しようと銭箱(じんばくー)を見ると、毎晩同じ、お金も足りない上、ほんとのお金でない一厘銭のような丸い黄色い後生のウチカビが入っていた。お婆さんは不思議に思って、女が来たときに見てみると、うつむきかげんで顔色も真っ青なので、「あれは人間でない」と思った。それで、家の人に言うと、「これは確かめないと大変だ」と言う。晩、女が来たとき後をつけていって見ると、墓の中に入っていった。不思議に思って墓を開けてみると、赤ちゃんがいた。お産前に亡くなった女が、墓の中で子供を生み、毎日、紙銭(かびじん)でお菓子を買いに来て育てていたそうだ。
全体の記録時間数 3:42
物語の時間数 3:40
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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