沖縄の始まり(共通語)

概要

(ソウシセン帝が)天から下界を見ると、どぶみたいなものがあり、どうにか国にならないものかとアマミキヨに命じて下界に降ろした。国を造るにはすぐにはできずたくさんの材料が必要になり天に昇り天帝に「国を造るということは簡単なことではない」と報告した。どんなものが必要かと聞かれると、「土も石も木や草もこういったものがなければならない」と答えた。天帝は必要なものはすべて与えるから責任をもって国造りをやれと命じた。それで(アマミキヨは)辺戸から先に送り、だんだん南の方を造っていった。こうして国頭を造る時に古宇利島も造った。そしてだんだん南の方を造っていった。中南部を造る時、材料がなくて平坦部が多い。古宇利島を造った場合にどこからかわからないが、男と女が降りてきて、天から餅が降ってきてそれを食べて生活していた。餅が降らなくなって海辺で食べ物をさがしている時にジャン(海馬)が仲良くしているのを見て、二人も真似て自然に子供ができ、それから人間が増えていった。

再生時間:5:05

民話詳細DATA

レコード番号 47O220086
CD番号 47O22C004
決定題名 沖縄の始まり(共通語)
話者がつけた題名 古宇利島の始祖伝説
話者名 野里耕林
話者名かな のざとこうりん
生年月日 19060702
性別
出身地 沖縄県大宜味村謝名城
記録日 19810503
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 大宜味村謝名城T04A04
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード ソウシセン帝,天から下界を見る,どぶ,アマミキヨ,下界に降ろした,国を造る材料,天帝,報告,土,石木,草,辺戸,国頭,古宇利島,南の方,中南部,平坦部,男と女,天から餅が降る,海辺,食べ物,ジャン(海馬),真似,子供,人間,
梗概(こうがい) (ソウシセン帝が)天から下界を見ると、どぶみたいなものがあり、どうにか国にならないものかとアマミキヨに命じて下界に降ろした。国を造るにはすぐにはできずたくさんの材料が必要になり天に昇り天帝に「国を造るということは簡単なことではない」と報告した。どんなものが必要かと聞かれると、「土も石も木や草もこういったものがなければならない」と答えた。天帝は必要なものはすべて与えるから責任をもって国造りをやれと命じた。それで(アマミキヨは)辺戸から先に送り、だんだん南の方を造っていった。こうして国頭を造る時に古宇利島も造った。そしてだんだん南の方を造っていった。中南部を造る時、材料がなくて平坦部が多い。古宇利島を造った場合にどこからかわからないが、男と女が降りてきて、天から餅が降ってきてそれを食べて生活していた。餅が降らなくなって海辺で食べ物をさがしている時にジャン(海馬)が仲良くしているのを見て、二人も真似て自然に子供ができ、それから人間が増えていった。
全体の記録時間数 5:24
物語の時間数 5:05
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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