同じ干支生まれの死人は扱うな(シマグチ)

概要

居舎の侍が首里務めをして家を留守にしている。その妻は夫を待ちながら毎夜機織りをしている。これでは人の迷惑になるからと、あの世の人がその妻をあの世に連れて行こうと、その家に向かっている途中、首里務めを終わって家に帰る途中の夫と一緒になる。二人で歩いていると川にさしかかった。男の人の足音はするのにあの世の人の足音はしない。あの世の人は不思議がり足に触らせてくれと言う。男はフシダグサヌという杖を触らせた。あの世の人は「堅い足だ」と言う。そして道々あの世の人は何月何日に女の命を取りに行くと言う。男はそれが自分の妻のことだとわかり「年回りの同じ人間を替え玉にすることはできないか」と問うと、あの世の人は「できる」と言う。どうすればいいかと聞くとご馳走を作ってくれれば連れて行かないという。夜が明けて男の人が鶏の鳴きまねをするとあの世の人は逃げて行った。男はあの世の人が言った通り家に帰ってから豚を殺してご馳走を作り、それを台の上に乗せて、その下に妻を隠して待っていた。あの世の人はそれを見て、こんなご馳走を作ってくれたのだから別の人間を連れて行くという。翌日となりの同じ年まわりの人が死んでいたという。同じ年まわりの死人は扱うなという話である。

再生時間:7:01

民話詳細DATA

レコード番号 47O381912
CD番号 47O38C098
決定題名 同じ干支生まれの死人は扱うな(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 知花仲助
話者名かな ちばなちゅうすけ
生年月日 19061115
性別
出身地 不明
記録日 19740808
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 国頭郡国頭村 T42 A12 
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話、 俗信、 ことわざ
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 居舎の侍,首里,機織り,あの世,川,足音,フシダグサヌ,杖,命,替え玉,ご馳走,鶏の鳴きまね,豚,死人
梗概(こうがい) 居舎の侍が首里務めをして家を留守にしている。その妻は夫を待ちながら毎夜機織りをしている。これでは人の迷惑になるからと、あの世の人がその妻をあの世に連れて行こうと、その家に向かっている途中、首里務めを終わって家に帰る途中の夫と一緒になる。二人で歩いていると川にさしかかった。男の人の足音はするのにあの世の人の足音はしない。あの世の人は不思議がり足に触らせてくれと言う。男はフシダグサヌという杖を触らせた。あの世の人は「堅い足だ」と言う。そして道々あの世の人は何月何日に女の命を取りに行くと言う。男はそれが自分の妻のことだとわかり「年回りの同じ人間を替え玉にすることはできないか」と問うと、あの世の人は「できる」と言う。どうすればいいかと聞くとご馳走を作ってくれれば連れて行かないという。夜が明けて男の人が鶏の鳴きまねをするとあの世の人は逃げて行った。男はあの世の人が言った通り家に帰ってから豚を殺してご馳走を作り、それを台の上に乗せて、その下に妻を隠して待っていた。あの世の人はそれを見て、こんなご馳走を作ってくれたのだから別の人間を連れて行くという。翌日となりの同じ年まわりの人が死んでいたという。同じ年まわりの死人は扱うなという話である。
全体の記録時間数 7:09
物語の時間数 7:01
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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