船旅とウナイ神(シマグチ)

概要

後で普天間権現になる人は、マジルーと言ったね。その人がね、布を織られているちょうどそのころに、男の親と弟とこの船頭スーがね、船旅をなさっていたって。そうして、嵐にあわれてから、この船はもうひっくり返っているんだよ。その船がひっくり返ったとき、この人は、布を織っていたんだけど、機にもたれて、居眠りしていたんだよ。そしたら、お母さんが、それを見て、「マジルー、お前は布織りながら寝るのか。起きなさい。」と言って、起こしたからね、「ねえ、お母さん、今起こさないでいてくれたらよかったのに。どうして、私を起こしたんですか。」「どうしてか、マジルー。」と、お母さんが言われたから、 「もう今日は、お父さんが乗られている船が台風にあって、もう沈んでいるんですよ。そうして、お父さんと弟は救っているが、船頭は死んでしまいましたよ。もしお母さんが起こさなければ、船頭スーまで救えたのに。」と言って、アヤーに泣いてすがったそうだよ。そしたらね、親とね、兄弟はすぐ救われてね、無事に旅から自分の家のところに帰っているんだよ。この船頭スーはもうこのままになったから、帰って来なかったんだね。

再生時間:1:07

民話詳細DATA

レコード番号 47O361900
CD番号 47O36C072
決定題名 船旅とウナイ神(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 名嘉真敏子
話者名かな なかまとしこ
生年月日 19101103
性別
出身地 沖縄県那覇市首里
記録日 19811213
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 北中城村補足調査7班T38A07
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情 お年寄りや母親から聞いた
文字化資料
キーワード 普天間権現,マジルー,船旅,ウナイ神
梗概(こうがい) 後で普天間権現になる人は、マジルーと言ったね。その人がね、布を織られているちょうどそのころに、男の親と弟とこの船頭スーがね、船旅をなさっていたって。そうして、嵐にあわれてから、この船はもうひっくり返っているんだよ。その船がひっくり返ったとき、この人は、布を織っていたんだけど、機にもたれて、居眠りしていたんだよ。そしたら、お母さんが、それを見て、「マジルー、お前は布織りながら寝るのか。起きなさい。」と言って、起こしたからね、「ねえ、お母さん、今起こさないでいてくれたらよかったのに。どうして、私を起こしたんですか。」「どうしてか、マジルー。」と、お母さんが言われたから、 「もう今日は、お父さんが乗られている船が台風にあって、もう沈んでいるんですよ。そうして、お父さんと弟は救っているが、船頭は死んでしまいましたよ。もしお母さんが起こさなければ、船頭スーまで救えたのに。」と言って、アヤーに泣いてすがったそうだよ。そしたらね、親とね、兄弟はすぐ救われてね、無事に旅から自分の家のところに帰っているんだよ。この船頭スーはもうこのままになったから、帰って来なかったんだね。
全体の記録時間数 1:21
物語の時間数 1:07
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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