死んだ男のジュリ通い(共通語)

概要

あの、三人のお爺さんがね、「辻に行って、ジュリ小呼びに行こう。」と言って、もう再々機会があったら行っておったらしい。あるとき、二人の爺さんが行って、一人の爺さん用があって行けなかった。二人行ったらね、その行かないお爺のジュリ小がね、「だあ、あの人はどうして来ないかあ。」言うているから、「あの人はこの前死んでしもうたよ。」と嘘ついて言ったらしい。「そんな。本当かねえ、嘘でしょう。」「いや、本当よ。もうあれは死んでしもうた。」「そしたらもう十六日の拝みしないといかんけど。」「ああ、そうだよ。ちゃんと準備して来て拝みなさいよ。」と嘘をついて言い言いしているうちに、このジュリ小がお供えする物をちゃんとして墓に持って来てね、祈らせると、「このご馳走は、私たちに食べさせなさい。」と二人で取って来て、その行かなかった死んだはずの人のところにも持って行って、「はい、このご馳走はあなたが食べても食べなくてもこれはあなたのもんだから。」と言うて、持って行ったら、もうその爺さんは、意味が分からんから、「なんでかね、おかしいなあ。なんで食べても食べないでもわしのもんか。」「いいから、食べておけば後は分かるよう。」と言って、で、こんどはまた三人連れだって行ったらしい。三人連れて行ったら、そのジュリ小はもうびっくりしてね、「死んだ人が来ておる。塩を持って来い。」と言って、塩をばらまきよったって。その爺さんが、「ああ、私は生きておるいるよ。」と言っても、もう信じないだね。そいでみんなで、「おかしくて、たまらん。」と言ったわけだ。昔は、冗談してこんなしてやったとういう話。

再生時間:1:51

民話詳細DATA

レコード番号 47O361845
CD番号 47O36C069
決定題名 死んだ男のジュリ通い(共通語)
話者がつけた題名
話者名 大城栄光
話者名かな おおしろえいこう
生年月日 19151106
性別
出身地 沖縄県北中城村字熱田
記録日 19811213
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 北中城村字熱田調査17班T34B04
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 笑話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 北中城の民話 P586
キーワード 辻,ジュリ,十六日,尾類
梗概(こうがい) あの、三人のお爺さんがね、「辻に行って、ジュリ小呼びに行こう。」と言って、もう再々機会があったら行っておったらしい。あるとき、二人の爺さんが行って、一人の爺さん用があって行けなかった。二人行ったらね、その行かないお爺のジュリ小がね、「だあ、あの人はどうして来ないかあ。」言うているから、「あの人はこの前死んでしもうたよ。」と嘘ついて言ったらしい。「そんな。本当かねえ、嘘でしょう。」「いや、本当よ。もうあれは死んでしもうた。」「そしたらもう十六日の拝みしないといかんけど。」「ああ、そうだよ。ちゃんと準備して来て拝みなさいよ。」と嘘をついて言い言いしているうちに、このジュリ小がお供えする物をちゃんとして墓に持って来てね、祈らせると、「このご馳走は、私たちに食べさせなさい。」と二人で取って来て、その行かなかった死んだはずの人のところにも持って行って、「はい、このご馳走はあなたが食べても食べなくてもこれはあなたのもんだから。」と言うて、持って行ったら、もうその爺さんは、意味が分からんから、「なんでかね、おかしいなあ。なんで食べても食べないでもわしのもんか。」「いいから、食べておけば後は分かるよう。」と言って、で、こんどはまた三人連れだって行ったらしい。三人連れて行ったら、そのジュリ小はもうびっくりしてね、「死んだ人が来ておる。塩を持って来い。」と言って、塩をばらまきよったって。その爺さんが、「ああ、私は生きておるいるよ。」と言っても、もう信じないだね。そいでみんなで、「おかしくて、たまらん。」と言ったわけだ。昔は、冗談してこんなしてやったとういう話。
全体の記録時間数 2:11
物語の時間数 1:51
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP