嫁と姑 ウドンはミミズ(共通語)

概要

私が聞いたのは姑の女親が盲だったってよ。もうあんまり嫁と姑との仲が悪くてね、ある日息子は畑に出かけて、また姑はお家にいつものようにいたって。それで、雨降りのときだったから、ミミジャーがね、お家の前でたくさんいたって。それを嫁がぜんぶ拾ってすぐ鍋に入れて、たくさん入れてからにおつゆにしてね、「お母さん、いつもお母さんは目が悪くて大変でしょうから、今日はね、ちょっと美味しいのを召し上がってくださいね。」と言ってこのミミジャーをたくさん入れてからにお母さんにあげたって。このお母さんは、「これは匂いもついて、とっても美味しそうだね。」と言っていると、お母さんがこれを食べているときに息子が畑から戻って来たから、「今日はね、嫁がもうこんなに御馳走作ってあるさ。こんなの食べたこともないから、あんたもちょっと食べてみない。」と息子に言うから、「そうねえ、どんな御馳走ね。」って、息子が開けて見たって。見たらね、母親が食べていたのはミミジャーだった。「はあ、これ大変だよ。お母さん、これ食べていけない。」と言うと、姑は、「なんで、これはとても美味しい御馳走だから、あんたも食べたら。」と言うから、息子は、「これは食べたらいけないよ。お母さん、これは大変だよ。」と言ったらしい。「何ね、何が大変ねえ。」と言ったら、「これはね、お母さん。これミミジャーのおつゆだよう。これ食べていけないよ。」と言ったから、これでもうお母さんもびっくりしていたら、息子が怒ってね、「ああ、そうか。あんたはなんでこんなことするんだねえ。こんな悪いことするんだったら、お前はもう一生嫁にすることは出来ない。」って言って、その嫁を追い出したという話は聞いたことがあるさ。

再生時間:2:57

民話詳細DATA

レコード番号 47O361730
CD番号 47O36C065
決定題名 嫁と姑 ウドンはミミズ(共通語)
話者がつけた題名
話者名 比嘉千代
話者名かな ひがちよ
生年月日 19191228
性別
出身地 沖縄県宜野湾市新城
記録日 19810925
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 北中城村字瑞慶覧調査5班T29B18
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情 父親から夕食の時に聞いた
文字化資料 北中城の民話 P465
キーワード 姑,嫁,ミミジャー,ウドンはミミズ,ミミズ,嫁と姑
梗概(こうがい) 私が聞いたのは姑の女親が盲だったってよ。もうあんまり嫁と姑との仲が悪くてね、ある日息子は畑に出かけて、また姑はお家にいつものようにいたって。それで、雨降りのときだったから、ミミジャーがね、お家の前でたくさんいたって。それを嫁がぜんぶ拾ってすぐ鍋に入れて、たくさん入れてからにおつゆにしてね、「お母さん、いつもお母さんは目が悪くて大変でしょうから、今日はね、ちょっと美味しいのを召し上がってくださいね。」と言ってこのミミジャーをたくさん入れてからにお母さんにあげたって。このお母さんは、「これは匂いもついて、とっても美味しそうだね。」と言っていると、お母さんがこれを食べているときに息子が畑から戻って来たから、「今日はね、嫁がもうこんなに御馳走作ってあるさ。こんなの食べたこともないから、あんたもちょっと食べてみない。」と息子に言うから、「そうねえ、どんな御馳走ね。」って、息子が開けて見たって。見たらね、母親が食べていたのはミミジャーだった。「はあ、これ大変だよ。お母さん、これ食べていけない。」と言うと、姑は、「なんで、これはとても美味しい御馳走だから、あんたも食べたら。」と言うから、息子は、「これは食べたらいけないよ。お母さん、これは大変だよ。」と言ったらしい。「何ね、何が大変ねえ。」と言ったら、「これはね、お母さん。これミミジャーのおつゆだよう。これ食べていけないよ。」と言ったから、これでもうお母さんもびっくりしていたら、息子が怒ってね、「ああ、そうか。あんたはなんでこんなことするんだねえ。こんな悪いことするんだったら、お前はもう一生嫁にすることは出来ない。」って言って、その嫁を追い出したという話は聞いたことがあるさ。
全体の記録時間数 3:30
物語の時間数 2:57
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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