昔の人は、国頭方面に行くときは歩いてだから何日もかかるよね。今はもう、ちゃんと乗り物に乗って、一日もかからんでしょう。これを昔の人は、一日もう荷物を担いで歩いて行くもんだから、この山田に着いたら日が暮れて、だから、山田の祝女殿内が旅館みたいになったさね。山田祝女殿内は、旅館みたいだけど、こっちに泊まったら、旅人は荷物をもう持って歩くさね。うちらのときまで荷物を担いで旅行に行ったんだからね。みんな食べるものから、被るものからみんな持って歩くんだから、その宿では、こんな荷物を欲しがって、来る人はみんな殺して取ってからに、みんな屋敷内に埋めたから、泊まる人はいるが泊まっても、もう出て行く人はいないわけさあ。もうこの隣近所が不思議に思って、国頭に行く人に、「この屋敷は、危険だよ。」と言うても、旅人は旅館だから泊まるでしょう。でも明日になったら、出て行く人はいない。ちょうど巡査みたいでないかね。こんなにみんなが言うから、不思議に思って、この隣近所とか、部落中の人に集まってもらって、屋敷を掘じくって、こっちを穴ほってみたら、見たらみんな人の骨が出て来て、骨がもうあっちこっちに山積みされていたってよ。だから、祝女殿内のその歌は、「山田祝女殿内や、恐るしむんどー〔山田祝女殿内は恐ろしいところだよ〕入っち来る人やうしがや〔入って来る人はいるが〕。」出て行く人はいないって。こんな歌があった。
| レコード番号 | 47O361709 |
|---|---|
| CD番号 | 47O36C065 |
| 決定題名 | 山田祝女殿内(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 与儀ハル子 |
| 話者名かな | よぎはるこ |
| 生年月日 | 19140228 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県北中城村字瑞慶覧 |
| 記録日 | 19810925 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 北中城村字瑞慶覧調査1班T29A20 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 北中城の民話 P286 |
| キーワード | 山田祝女殿内,旅館,山田,盗人,強盗 |
| 梗概(こうがい) | 昔の人は、国頭方面に行くときは歩いてだから何日もかかるよね。今はもう、ちゃんと乗り物に乗って、一日もかからんでしょう。これを昔の人は、一日もう荷物を担いで歩いて行くもんだから、この山田に着いたら日が暮れて、だから、山田の祝女殿内が旅館みたいになったさね。山田祝女殿内は、旅館みたいだけど、こっちに泊まったら、旅人は荷物をもう持って歩くさね。うちらのときまで荷物を担いで旅行に行ったんだからね。みんな食べるものから、被るものからみんな持って歩くんだから、その宿では、こんな荷物を欲しがって、来る人はみんな殺して取ってからに、みんな屋敷内に埋めたから、泊まる人はいるが泊まっても、もう出て行く人はいないわけさあ。もうこの隣近所が不思議に思って、国頭に行く人に、「この屋敷は、危険だよ。」と言うても、旅人は旅館だから泊まるでしょう。でも明日になったら、出て行く人はいない。ちょうど巡査みたいでないかね。こんなにみんなが言うから、不思議に思って、この隣近所とか、部落中の人に集まってもらって、屋敷を掘じくって、こっちを穴ほってみたら、見たらみんな人の骨が出て来て、骨がもうあっちこっちに山積みされていたってよ。だから、祝女殿内のその歌は、「山田祝女殿内や、恐るしむんどー〔山田祝女殿内は恐ろしいところだよ〕入っち来る人やうしがや〔入って来る人はいるが〕。」出て行く人はいないって。こんな歌があった。 |
| 全体の記録時間数 | 2:03 |
| 物語の時間数 | 1:50 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |