王様がね、運玉義留の話を聞いて、「私の黄金枕を取れるんだったら取ってみろ。」と言うことになったそうだ。それで、運玉義留は、「夜のいつに入る。」と約束してだね、その家の上からと言ったのかな、豆を投げて笠に当てて、それで雨の音をだしたから、王様は、「今日は雨も降ることだし、運玉義留も雨に濡れてまでは来ないだろう。」ということで、その黄金枕して油断しているところへ、ちょっと頭を上げたすきに、運玉義留は黄金枕を盗んで、すぐ天井へ昇って逃げるときによ、「あいつにやられた。」と家来どもが槍で刺したってよ。そしたら、運玉義留のどこの足かな。柱もろとも槍の先が刺さって動けなくなっているんだけど、運玉義留が、わざと聞こえるように、「やがて、やられるとこだった。」と言ったから、「やがてやられるところだっただと、まだ当たっていないのか。」と言って、引き抜いたらすぐ逃げていったそうだよ。そうして、その後、追われて首里の中城御殿の前の池のイーグムイへ飛び込み、隠れていたって。蓮の下に隠れてよ、竹をくわえて、そこから息をして隠れていたそうたよ。そしたら、役人が、「これぐらいの奴も捕まえることができないか。」と、ただやけになって、あてずっぽうに槍で突いたらよ、そこから血が上がってきたんだってよ。それで、運玉義留は捕らえられたのかな。
| レコード番号 | 47O361670 |
|---|---|
| CD番号 | 47O36C63 |
| 決定題名 | 運玉義留 金の枕(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 安里昌真 |
| 話者名かな | あさとしょうしん |
| 生年月日 | 19070101 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県北中城村字島袋 |
| 記録日 | 19810925 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 北中城村字島袋調査2班T27A32 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 北中城の民話 P386 |
| キーワード | 運玉義留,黄金枕,義賊,盗人,泥棒 |
| 梗概(こうがい) | 王様がね、運玉義留の話を聞いて、「私の黄金枕を取れるんだったら取ってみろ。」と言うことになったそうだ。それで、運玉義留は、「夜のいつに入る。」と約束してだね、その家の上からと言ったのかな、豆を投げて笠に当てて、それで雨の音をだしたから、王様は、「今日は雨も降ることだし、運玉義留も雨に濡れてまでは来ないだろう。」ということで、その黄金枕して油断しているところへ、ちょっと頭を上げたすきに、運玉義留は黄金枕を盗んで、すぐ天井へ昇って逃げるときによ、「あいつにやられた。」と家来どもが槍で刺したってよ。そしたら、運玉義留のどこの足かな。柱もろとも槍の先が刺さって動けなくなっているんだけど、運玉義留が、わざと聞こえるように、「やがて、やられるとこだった。」と言ったから、「やがてやられるところだっただと、まだ当たっていないのか。」と言って、引き抜いたらすぐ逃げていったそうだよ。そうして、その後、追われて首里の中城御殿の前の池のイーグムイへ飛び込み、隠れていたって。蓮の下に隠れてよ、竹をくわえて、そこから息をして隠れていたそうたよ。そしたら、役人が、「これぐらいの奴も捕まえることができないか。」と、ただやけになって、あてずっぽうに槍で突いたらよ、そこから血が上がってきたんだってよ。それで、運玉義留は捕らえられたのかな。 |
| 全体の記録時間数 | 2:54 |
| 物語の時間数 | 2:44 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |