大城の村の始まりは、今から何百年になるか分からないんだよ。昔、喜友名というところは、大城の根所と言って御神屋であったんだよ。昔から根所と言ったら、村が始まったところなんですよ。だから、根所は、安谷屋もありますよ。また久知屋とも言って並んで拝所がありますよ。古知屋というのは山原にありますよ。向こうからの武士が流れて来たのか分からないさ。今も按司御墓といって、そこの久知屋の一門は拝んでいますよ。だから、先祖は金武、古知屋から来たのか、どこからが来たのか、分からないんだよ。この大城には、祝女殿内というのがありましたよ。祝女殿内というのは、安谷屋、島袋にもまた、また中城村屋宜、添石にも祝女殿内はありますよ。そのうちのどこのが先なのかわからない。その祝女殿内は、今の中通りの向こうに神屋といってあるところにあったが、今は神屋を別なところに造ってあるさ。そこは、戦争前には、親の名義になっているんだよ。そうしたら、ペルーから嫡子がやって来て、この屋敷から畑からぜんぶ土地を売ってしまって、今では祝女殿内はなにもありませんよ。また、どこの屋敷であったか、またずっと上のほうにカナマン御嶽とも、ミーグシクとも言っているところがありますよ。そこは、カナマン按司を祀っていると言っているよ。もうカナマン按司というのは、王様の次男や三男が国を治めにここに来た人だと話は聞いているが、もうどこが先なのかもう分からないさあ。
| レコード番号 | 47O361610 |
|---|---|
| CD番号 | 47O36C061 |
| 決定題名 | 大城の始まり(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 新垣徳章 |
| 話者名かな | あらかきとくしょう |
| 生年月日 | 19040105 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県北中城村字大城 |
| 記録日 | 19810924 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 北中城村字大城調査1班T25B03 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 北中城の民話 P254 |
| キーワード | 大城,喜友名,御神屋,安谷屋,久知屋,拝所,祝女殿内,カナマン御嶽,ミーグシク,カナマン按司 |
| 梗概(こうがい) | 大城の村の始まりは、今から何百年になるか分からないんだよ。昔、喜友名というところは、大城の根所と言って御神屋であったんだよ。昔から根所と言ったら、村が始まったところなんですよ。だから、根所は、安谷屋もありますよ。また久知屋とも言って並んで拝所がありますよ。古知屋というのは山原にありますよ。向こうからの武士が流れて来たのか分からないさ。今も按司御墓といって、そこの久知屋の一門は拝んでいますよ。だから、先祖は金武、古知屋から来たのか、どこからが来たのか、分からないんだよ。この大城には、祝女殿内というのがありましたよ。祝女殿内というのは、安谷屋、島袋にもまた、また中城村屋宜、添石にも祝女殿内はありますよ。そのうちのどこのが先なのかわからない。その祝女殿内は、今の中通りの向こうに神屋といってあるところにあったが、今は神屋を別なところに造ってあるさ。そこは、戦争前には、親の名義になっているんだよ。そうしたら、ペルーから嫡子がやって来て、この屋敷から畑からぜんぶ土地を売ってしまって、今では祝女殿内はなにもありませんよ。また、どこの屋敷であったか、またずっと上のほうにカナマン御嶽とも、ミーグシクとも言っているところがありますよ。そこは、カナマン按司を祀っていると言っているよ。もうカナマン按司というのは、王様の次男や三男が国を治めにここに来た人だと話は聞いているが、もうどこが先なのかもう分からないさあ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:57 |
| 物語の時間数 | 2:47 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |