阿麻和利の妻になるはずの百度踏揚は鬼大城に背負われてこの城から逃げた。阿麻和利は首里城に嘘をついて「戦が寄せてきます。大城城で首里に戦を寄せる準備をしています。戦の準備をしてください。」と言ったので首里城は戦のたいまつをつけてやって来た。この大城の王様は「何も悪いことを企んでいないのにどうして私にこんなことを言うのか。」と言って「敵に殺されるより、私が殺す方がいい。」と言って、この人が子供たちを殺して、妻を殺して、女たちも殺して自分も自殺した。その時に一番下の子供に刀を突きつけた時、この子が「イヒ、イヒ」と笑ったので、この子守がかわいそうに思って、「王様、この子を私にくれて下さい。」といってその子を抱くとすぐに井戸に飛び込んだ。その落ちるのを敵に見られていて「これを生かしていては大変だ。」と言ってその井戸に石を落した。しかし、そこには横穴があって逃げることができ、島尻まで逃げて百姓をして育った。「この戦をさせたのはこの男の悪巧みであったのだよ。今度は首里城に戦を寄せてくるよ。」といって、この時に阿麻和利は殺された。この百度踏揚と言う人は王の娘で、王様の所に来ていたが、百度踏揚はあるおじいさんの所に行っていてそこで休ませてもらっていた。おじいさんが「百姓の茶はおいしくないですけれど、どうぞ飲んで行って下さい。」といって飲ませて、そして出て行こうとすると「ちょっと待ってください、一つ茶を飲むものではありません。もう一杯飲んで行って下さい。そうすれば悪いことも外れることがある。」と言ったのでもう一杯飲んでゆく。するとちょうどそこを阿麻和利たちが通って行った。そこで百度踏揚は近道して首里城に行って「今、阿麻和利が向かっています。」と知らせた。そしてすぐ用意をして阿麻和利たちを殺した。
| レコード番号 | 47O361581 |
|---|---|
| CD番号 | 47O36C060 |
| 決定題名 | 阿麻和利 謀反 お茶二杯(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 名嘉真敏子 |
| 話者名かな | なかまとしこ |
| 生年月日 | 19120429 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県那覇市首里 |
| 記録日 | 19810926 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 北中城村字荻堂調査3班T23A10 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 阿麻和利,百度踏揚,鬼大城,首里城,謀反,お茶二杯 |
| 梗概(こうがい) | 阿麻和利の妻になるはずの百度踏揚は鬼大城に背負われてこの城から逃げた。阿麻和利は首里城に嘘をついて「戦が寄せてきます。大城城で首里に戦を寄せる準備をしています。戦の準備をしてください。」と言ったので首里城は戦のたいまつをつけてやって来た。この大城の王様は「何も悪いことを企んでいないのにどうして私にこんなことを言うのか。」と言って「敵に殺されるより、私が殺す方がいい。」と言って、この人が子供たちを殺して、妻を殺して、女たちも殺して自分も自殺した。その時に一番下の子供に刀を突きつけた時、この子が「イヒ、イヒ」と笑ったので、この子守がかわいそうに思って、「王様、この子を私にくれて下さい。」といってその子を抱くとすぐに井戸に飛び込んだ。その落ちるのを敵に見られていて「これを生かしていては大変だ。」と言ってその井戸に石を落した。しかし、そこには横穴があって逃げることができ、島尻まで逃げて百姓をして育った。「この戦をさせたのはこの男の悪巧みであったのだよ。今度は首里城に戦を寄せてくるよ。」といって、この時に阿麻和利は殺された。この百度踏揚と言う人は王の娘で、王様の所に来ていたが、百度踏揚はあるおじいさんの所に行っていてそこで休ませてもらっていた。おじいさんが「百姓の茶はおいしくないですけれど、どうぞ飲んで行って下さい。」といって飲ませて、そして出て行こうとすると「ちょっと待ってください、一つ茶を飲むものではありません。もう一杯飲んで行って下さい。そうすれば悪いことも外れることがある。」と言ったのでもう一杯飲んでゆく。するとちょうどそこを阿麻和利たちが通って行った。そこで百度踏揚は近道して首里城に行って「今、阿麻和利が向かっています。」と知らせた。そしてすぐ用意をして阿麻和利たちを殺した。 |
| 全体の記録時間数 | 5:29 |
| 物語の時間数 | 5:05 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |