モーイ親方 勉強(共通語)

概要

モーイ親方はたいへん優れておられたって。優れ者であるがこの人は、親の前ではぜったい勉強をされなかったそうだ。親たちが寝ているときにいつも床下に入ってやっていたといっているね。昔は蝋というのがなかったでしょう。松から取るトゥブシ火ってわかるだろう。これを付けて勉強してね。ときたまは豚の油をね、これも床下でつけて勉強していたって。また食べ物は、こんだけの布を縫って、それにご飯を入れるイーディルを入れてね、床下でとっても勉強なされたって。だから、父親が、「おい、モーイ。お前はいつも垢だらけなって遊んでばかりいて、なにも勉強もしないね。お前はなにしているか。」と言ったから、「勉強はしたくないんです。」と言ったんだろうね。父さんは王様のおそばにお勤めしているから、 「一人息子で、もう私の後を継がそうとしているがね、ばか者になってね、もう一大事だ。これはこんなだったらどうしようかね。」と心配しなさっていたが、けっきょくは、「こいつはどうなるかね。こんなにしてなにも言うことを聞かない。」と困っておりなさっておった。

再生時間:1:40

民話詳細DATA

レコード番号 47O361519
CD番号 47O36C057
決定題名 モーイ親方 勉強(共通語)
話者がつけた題名
話者名 名嘉真敏子
話者名かな なかまとしこ
生年月日
性別
出身地 沖縄県那覇市首里
記録日 19810924
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 北中城村字荻道調査7班T20A20
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 笑話
発句(ほっく)
伝承事情 お年寄りや母親から聞いた
文字化資料 北中城の民話 P526
キーワード モーイ親方,勉強,床下
梗概(こうがい) モーイ親方はたいへん優れておられたって。優れ者であるがこの人は、親の前ではぜったい勉強をされなかったそうだ。親たちが寝ているときにいつも床下に入ってやっていたといっているね。昔は蝋というのがなかったでしょう。松から取るトゥブシ火ってわかるだろう。これを付けて勉強してね。ときたまは豚の油をね、これも床下でつけて勉強していたって。また食べ物は、こんだけの布を縫って、それにご飯を入れるイーディルを入れてね、床下でとっても勉強なされたって。だから、父親が、「おい、モーイ。お前はいつも垢だらけなって遊んでばかりいて、なにも勉強もしないね。お前はなにしているか。」と言ったから、「勉強はしたくないんです。」と言ったんだろうね。父さんは王様のおそばにお勤めしているから、 「一人息子で、もう私の後を継がそうとしているがね、ばか者になってね、もう一大事だ。これはこんなだったらどうしようかね。」と心配しなさっていたが、けっきょくは、「こいつはどうなるかね。こんなにしてなにも言うことを聞かない。」と困っておりなさっておった。
全体の記録時間数 1:43
物語の時間数 1:40
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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