洞窟の話(シマグチ)

概要

いうたら裸世の世で着る肌着もない世に、先祖は海から上がって来られたと言うんです。だから、ここの渡口のガマで育ちなさったが、裸世のときだから何もなくて裸でおられて、自分で石をとって石でこんなにしたら火が出てくる石があるから火を使っているが、道具もない。だけど、自分で石で包丁を作られて、ご飯炊くのも石に穴を削ってね、それに炊いてこんなにして召し上がって、ここで育たれたらしいよ。このときまでは、住んでいる人はこのように渡口のところまで、広がってはないからね。ただもう、こっちに一固まり、こっちに一固まりしてあるからね。このころにこの人は来られているんだから、「この天孫氏という方は、もう人間ではない。本当は神様である。」と言っていたら、この人がここに来られてから、だんだん、だんだん、ここの渡口は一家族、一家族ずつ広がっていったというんです。その方は、ここのガマでもう世を終えたんだよ。それで、そこのガマはそのままにして、神としてこの部落では信じているんだよ。また、この小さい部落に上がっていらっしゃった浜崎の黒石は、本当の部落の栄えの神様と言っていつも拝んでいるのです。だから、私たちとしては正月一日の日は、そこの渡口のガマと浜崎の黒石の二ヶ所をお供えしてから、自分の先祖にお供えするんだよ。浜崎の黒石には、子どもが生まれたりしたら、「子どもが生まれました。」とお礼の赤飯を炊いてみんな拝んでいるよ。子どもが生まれなくても五月ウマチーも、向こうはみんなが拝んでいるよ。だから部落は、昔の数軒ほどあった家からこれだけ広がって、これだけの人で、この両方を拝んでいるんだよ。浜崎の黒石には、首里、那覇などの他シマからも来るよ。

再生時間:2:06

民話詳細DATA

レコード番号 47O361485
CD番号 47O36C056
決定題名 洞窟の話(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 宮城ウシ
話者名かな みやぎうし
生年月日 19001217
性別
出身地 沖縄県那覇市首里
記録日 19810923
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 北中城村字渡口調査2班T19B01
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 先祖,海,渡口,ガマ,天孫氏,神様で,浜崎の黒石,浜崎,黒石
梗概(こうがい) いうたら裸世の世で着る肌着もない世に、先祖は海から上がって来られたと言うんです。だから、ここの渡口のガマで育ちなさったが、裸世のときだから何もなくて裸でおられて、自分で石をとって石でこんなにしたら火が出てくる石があるから火を使っているが、道具もない。だけど、自分で石で包丁を作られて、ご飯炊くのも石に穴を削ってね、それに炊いてこんなにして召し上がって、ここで育たれたらしいよ。このときまでは、住んでいる人はこのように渡口のところまで、広がってはないからね。ただもう、こっちに一固まり、こっちに一固まりしてあるからね。このころにこの人は来られているんだから、「この天孫氏という方は、もう人間ではない。本当は神様である。」と言っていたら、この人がここに来られてから、だんだん、だんだん、ここの渡口は一家族、一家族ずつ広がっていったというんです。その方は、ここのガマでもう世を終えたんだよ。それで、そこのガマはそのままにして、神としてこの部落では信じているんだよ。また、この小さい部落に上がっていらっしゃった浜崎の黒石は、本当の部落の栄えの神様と言っていつも拝んでいるのです。だから、私たちとしては正月一日の日は、そこの渡口のガマと浜崎の黒石の二ヶ所をお供えしてから、自分の先祖にお供えするんだよ。浜崎の黒石には、子どもが生まれたりしたら、「子どもが生まれました。」とお礼の赤飯を炊いてみんな拝んでいるよ。子どもが生まれなくても五月ウマチーも、向こうはみんなが拝んでいるよ。だから部落は、昔の数軒ほどあった家からこれだけ広がって、これだけの人で、この両方を拝んでいるんだよ。浜崎の黒石には、首里、那覇などの他シマからも来るよ。
全体の記録時間数 2:08
物語の時間数 2:06
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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