普天間神宮の御神(おかみ)は、女神(いなぐがみ)って聞いたわけ。で、その人がとっても美(ちゅ)ら容姿(かーぎ)だったそうだ。なぁ、ンミーや誰(たー)にん見(ん)ららんばーてーや。ある人が、いったー、何と言うかね。士族(ゆかっちゅ)言葉は分からんしが。「見(んー)ちゃるくとーねーらんしがてぇ、見たいねー。」んでぃち、言ちぇーるふーじてぇ。あんし、「必(かんな)じ見じぶさんなー。」んでぃち、うぬ男(いきが)ぬ、「私(わん)がうりすくとぅ、其処(うま)んかい居(う)とーきーよ。」んちゃくとぅ。あんされなー、誰がんでぃがらー、うぬ、「池んかい落(う)てぃとんどー。」さくとぅ、うぬ神宮ぬ神様ぁまた、うぬ出(い)じてぃ来(ち)。さに、「今(いま)わったーンミーや見ち。」んでぃ言ちゃくとぅ、「なぁ見ちゃんどー。」んでぃ。今度は、「人に見られたねぇ。」ってからにね、昔の苧(うー)んでぃがらやー。着物を作る麻。あれをハーラにたくさん入れてあったってさ。その先をつかまえて、歩いて行ったのが、何(ぬ)んでぃがらやー、宜野湾大道(じのーんうふみち)って。宜野湾松(じのーんまーちゅ)が生えているところだったって。そしてから、着いたのが普天間の今の神宮。で、そのときに、其処(うま)からうりが通(とぅー)てぃ行じぇーしぇ、宜野湾松がみんな斜めになっていたって。この話。だから、これはどこでも神宮は敬っているわけさ。こっちでも、九月九日(くんぐゎちくにち)は部落で拝みに行くわけさ。普天間神宮に。また、各部落でもね、子供が生まれたら、赤飯、ウブク作ってからに。そういうわけ。これ部落の行事になっているかね。旧の九月の九日。
| レコード番号 | 47O383594 |
|---|---|
| CD番号 | 47O38C184 |
| 決定題名 | 普天間権現由来(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 真栄城トミ |
| 話者名かな | まえしろとみ |
| 生年月日 | 19120105 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県中頭郡北中城村字和仁屋 |
| 記録日 | 19810923 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 中頭郡北中城村 T16 B13 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 普天間神宮,御神,女神,士族,池,苧,着物,麻,ハーラ,宜野湾大道,宜野湾松,九月九日,部落,拝み,赤飯,ウブク |
| 梗概(こうがい) | 普天間神宮の御神(おかみ)は、女神(いなぐがみ)って聞いたわけ。で、その人がとっても美(ちゅ)ら容姿(かーぎ)だったそうだ。なぁ、ンミーや誰(たー)にん見(ん)ららんばーてーや。ある人が、いったー、何と言うかね。士族(ゆかっちゅ)言葉は分からんしが。「見(んー)ちゃるくとーねーらんしがてぇ、見たいねー。」んでぃち、言ちぇーるふーじてぇ。あんし、「必(かんな)じ見じぶさんなー。」んでぃち、うぬ男(いきが)ぬ、「私(わん)がうりすくとぅ、其処(うま)んかい居(う)とーきーよ。」んちゃくとぅ。あんされなー、誰がんでぃがらー、うぬ、「池んかい落(う)てぃとんどー。」さくとぅ、うぬ神宮ぬ神様ぁまた、うぬ出(い)じてぃ来(ち)。さに、「今(いま)わったーンミーや見ち。」んでぃ言ちゃくとぅ、「なぁ見ちゃんどー。」んでぃ。今度は、「人に見られたねぇ。」ってからにね、昔の苧(うー)んでぃがらやー。着物を作る麻。あれをハーラにたくさん入れてあったってさ。その先をつかまえて、歩いて行ったのが、何(ぬ)んでぃがらやー、宜野湾大道(じのーんうふみち)って。宜野湾松(じのーんまーちゅ)が生えているところだったって。そしてから、着いたのが普天間の今の神宮。で、そのときに、其処(うま)からうりが通(とぅー)てぃ行じぇーしぇ、宜野湾松がみんな斜めになっていたって。この話。だから、これはどこでも神宮は敬っているわけさ。こっちでも、九月九日(くんぐゎちくにち)は部落で拝みに行くわけさ。普天間神宮に。また、各部落でもね、子供が生まれたら、赤飯、ウブク作ってからに。そういうわけ。これ部落の行事になっているかね。旧の九月の九日。 |
| 全体の記録時間数 | 2:58 |
| 物語の時間数 | 2:32 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |