継母がね、継子にさ、麦を搗かしたって。それで、二十日の月が上がるまでも仕事をさせたってよ。旧の二十の月はね、夜遅く昇るさね。その月の上がるまでのあいだね、継子はこうして搗いても、搗いてももう皮はむけないでいたって。本当は、麦は水入れて搗いたら、皮はすぐ早く取れるけど、もう継母は、意地が悪くてわざと教えないもんだから、こうして搗いて、搗いて、搗く間に、悲しくなって、「もういつまでたっても出来上がらないねえ。」と言っていたら、涙が臼に落ちていたそうだ。そしたら、涙が落ちたから、次第に麦の皮は取れていって。それで、もう継子は、「これは水入れて搗くもんだなあ。」と思って、水を加えて搗いたから、すぐ早く麦の皮は取れてね、出来上がったっていう話。
| レコード番号 | 47O383478 |
|---|---|
| CD番号 | 47O38C178 |
| 決定題名 | 継子の麦つき(シマグチ混じり) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 新垣ヨシ |
| 話者名かな | あらかきよし |
| 生年月日 | 19101102 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県中頭郡北中城村字屋宜原 |
| 記録日 | 19810705 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 中頭郡北中城村 T13 A10 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 母親から夕食のあとに家族集まって |
| 文字化資料 | 北中城村の民話 P480 |
| キーワード | 継母,継子,麦,月,仕事,旧の二十日,水,涙,臼,麦の皮 |
| 梗概(こうがい) | 継母がね、継子にさ、麦を搗かしたって。それで、二十日の月が上がるまでも仕事をさせたってよ。旧の二十の月はね、夜遅く昇るさね。その月の上がるまでのあいだね、継子はこうして搗いても、搗いてももう皮はむけないでいたって。本当は、麦は水入れて搗いたら、皮はすぐ早く取れるけど、もう継母は、意地が悪くてわざと教えないもんだから、こうして搗いて、搗いて、搗く間に、悲しくなって、「もういつまでたっても出来上がらないねえ。」と言っていたら、涙が臼に落ちていたそうだ。そしたら、涙が落ちたから、次第に麦の皮は取れていって。それで、もう継子は、「これは水入れて搗くもんだなあ。」と思って、水を加えて搗いたから、すぐ早く麦の皮は取れてね、出来上がったっていう話。 |
| 全体の記録時間数 | 1:24 |
| 物語の時間数 | 1:06 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |