城間仲は、県でも金持ちのもう一、二番でしょう。こんな財産家の田だから、城間仲の田はもう大変広かったんでしょうね。だから、田の草取りのときには、下男が田の草を取っても取らなくてもよくは分からんでしょう。それで、こういう人はね、頭もよいから、城間仲はね、下男に田の草を取らせるときに、田の真ん中に、酒を入れた徳利を置いたそうだ。下男達がね、田草取りに行ったらね、もうすぐに帰って来て、 「一回、もう取り上がりました。」と言ったら、城間仲は、「まだ徳利を持って来ないから、取ってはないな。」と思ったから、「もっと残っているからもう一度田に入って取りなさい。」と言ってね、また二回も三回も行かせたら、下男達は、「もう主人がこんなに何度もさせるのは、何か企みがあるはず。捜して見よう。」と言ってね、田草は取らないであちらこちら見たら、田の真ん中に酒が入った徳利があったって。それで、下男達は、それを見つけたから、田草は取らずにさあ、もう飲み干して酒酔いして帰って、「もう取り終わりました。」と言ったら主人は、本当に終わって帰って来たと思って、「ああ、ニーセーター、気張ったね。」と言ってね、主人は喜んで、下男達が田の草を取ることできたと思っているが、やっぱし取りきれなかったでしょうね。
| レコード番号 | 47O383392 |
|---|---|
| CD番号 | 47O38C174 |
| 決定題名 | 城間仲 田草取り(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 宮城カマド |
| 話者名かな | みやぎかまど |
| 生年月日 | 18970625 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県中頭郡北中城村字安谷屋 |
| 記録日 | 19810705 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 中頭郡北中城村 T10 A21 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 北中城村の民話 P360 |
| キーワード | 城間仲,金持ち,下男,田の草,酒,徳利,田草取り,ニーセーター |
| 梗概(こうがい) | 城間仲は、県でも金持ちのもう一、二番でしょう。こんな財産家の田だから、城間仲の田はもう大変広かったんでしょうね。だから、田の草取りのときには、下男が田の草を取っても取らなくてもよくは分からんでしょう。それで、こういう人はね、頭もよいから、城間仲はね、下男に田の草を取らせるときに、田の真ん中に、酒を入れた徳利を置いたそうだ。下男達がね、田草取りに行ったらね、もうすぐに帰って来て、 「一回、もう取り上がりました。」と言ったら、城間仲は、「まだ徳利を持って来ないから、取ってはないな。」と思ったから、「もっと残っているからもう一度田に入って取りなさい。」と言ってね、また二回も三回も行かせたら、下男達は、「もう主人がこんなに何度もさせるのは、何か企みがあるはず。捜して見よう。」と言ってね、田草は取らないであちらこちら見たら、田の真ん中に酒が入った徳利があったって。それで、下男達は、それを見つけたから、田草は取らずにさあ、もう飲み干して酒酔いして帰って、「もう取り終わりました。」と言ったら主人は、本当に終わって帰って来たと思って、「ああ、ニーセーター、気張ったね。」と言ってね、主人は喜んで、下男達が田の草を取ることできたと思っているが、やっぱし取りきれなかったでしょうね。 |
| 全体の記録時間数 | 2:43 |
| 物語の時間数 | 2:09 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |