昔、ずっと昔、あるところに娘が家出してしまって捜しても帰ってこないから、養っている馬に、「娘を捜してきたら、この娘をあんたにあげる。」と馬に言ったそうです。そしたら、この馬はどこもかも歩き廻って娘を捜して乗せて帰って来た。だけど、馬に娘を上げることできないでしょう。それで、そのまま馬を養っていると、この馬はいつも暴れてガンガンして暴れているから、「ああ、もう殺さんといかない。」と言って、その馬を殺して皮を干してあったって。娘がその近くを歩いていたら、石垣の上に干してあった皮が飛んできて、娘の顔にかぶして、それから身体にみんなかぶさったら、蚕になったそうです。だから、蚕は神の虫と言って、どんなに虫を怖がる人でも、あれは小さいうちから育てるから、大きくなっても捕まえているさ。私も大変虫を怖がるんだが、神の虫と言っているから、蚕だけは平気だったよ。お婆さんからこんな話聞いた。
| レコード番号 | 47O383278 |
|---|---|
| CD番号 | 47O38C168 |
| 決定題名 | 蚕神と馬(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 比嘉ハル |
| 話者名かな | ひがはる |
| 生年月日 | 19121222 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県中頭郡北中城村字仲順 |
| 記録日 | 19810705 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 中頭郡北中城村 T07 B11 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 動物昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 北中城の民話 P400 |
| キーワード | 娘,家出,馬,皮,顔,蚕,神の虫 |
| 梗概(こうがい) | 昔、ずっと昔、あるところに娘が家出してしまって捜しても帰ってこないから、養っている馬に、「娘を捜してきたら、この娘をあんたにあげる。」と馬に言ったそうです。そしたら、この馬はどこもかも歩き廻って娘を捜して乗せて帰って来た。だけど、馬に娘を上げることできないでしょう。それで、そのまま馬を養っていると、この馬はいつも暴れてガンガンして暴れているから、「ああ、もう殺さんといかない。」と言って、その馬を殺して皮を干してあったって。娘がその近くを歩いていたら、石垣の上に干してあった皮が飛んできて、娘の顔にかぶして、それから身体にみんなかぶさったら、蚕になったそうです。だから、蚕は神の虫と言って、どんなに虫を怖がる人でも、あれは小さいうちから育てるから、大きくなっても捕まえているさ。私も大変虫を怖がるんだが、神の虫と言っているから、蚕だけは平気だったよ。お婆さんからこんな話聞いた。 |
| 全体の記録時間数 | 1:23 |
| 物語の時間数 | 0:56 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |