仲順大主と義本王の墓(共通語)

概要

義本王のお墓というのは今でもあります。これもつい最近、我々も開けてみたら、その墓に骨もある。それで、そのあたりが今の我々の先祖の第一番で、七煙と言われたころの人たちの所在地になっておるということを鳥越先生も言うておられたわけです。その義本王のお宮を造るとき、お宮にするにはぜひ三柱を持たんと、お宮は造れん時代があったんです。それで、義本王、仲順大主、舜天王というふうに三柱を持って、今のうちの部落のお宮を造ったわけです。舜天王というものは部落の人でも分からんですよ。ただ、義本王の祖父ということです。このお宮は、徳の高い仲順の創設者という意味で仲順大主を主体として拝んでるわけです。この三柱は、仲順大主が中におられて、舜天王と義本王とは両方に別れておるんです。仲順大主の霊を真ん中にして、両方にこう義本王と舜天王を祀っています。だけど、舜天王と言うのは、お宮造るためのいわばただ名前だけのつけたしじゃないかなあと思っています。仲順大主の墓は、我々が外国から帰って来たときのことですよ。安里源秀先生の叔父さんにあたる人が仲順大主のお墓を開けましたよ。あのときには源秀先生の叔父さんは、絶対そのお墓には誰も入れなかったんですよ。というのは、仲順流れの歌や伝説にもあるでしょう。仲順大主の家には黄金があって、それを孝行な三男に譲ったという話がありますからね、その黄金と言うのが墓の中にあるかと思って誰も入れんで、あの人だけ入って、そしてお墓の中を捜したわけなんです。しかし、お墓には、その黄金と言うのが全然なかったんわけです。ですから、この仲順流れの歌が本当かどうか私は少し疑問に思っていますね。

再生時間:3:36

民話詳細DATA

レコード番号 47O383262
CD番号 47O38C167
決定題名 仲順大主と義本王の墓(共通語)
話者がつけた題名
話者名 比嘉清昌
話者名かな ひがせいしょう
生年月日 19011010
性別
出身地 沖縄県中頭郡北中城村字仲順
記録日 19810705
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 中頭郡北中城村 T07 A08
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説、
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 北中城の民話 P62
キーワード 義本王,墓,骨,先祖,七煙,お宮,三柱,義本王,仲順大主,舜天王,安里源秀,仲順流れ,歌,伝説,黄金,孝行
梗概(こうがい) 義本王のお墓というのは今でもあります。これもつい最近、我々も開けてみたら、その墓に骨もある。それで、そのあたりが今の我々の先祖の第一番で、七煙と言われたころの人たちの所在地になっておるということを鳥越先生も言うておられたわけです。その義本王のお宮を造るとき、お宮にするにはぜひ三柱を持たんと、お宮は造れん時代があったんです。それで、義本王、仲順大主、舜天王というふうに三柱を持って、今のうちの部落のお宮を造ったわけです。舜天王というものは部落の人でも分からんですよ。ただ、義本王の祖父ということです。このお宮は、徳の高い仲順の創設者という意味で仲順大主を主体として拝んでるわけです。この三柱は、仲順大主が中におられて、舜天王と義本王とは両方に別れておるんです。仲順大主の霊を真ん中にして、両方にこう義本王と舜天王を祀っています。だけど、舜天王と言うのは、お宮造るためのいわばただ名前だけのつけたしじゃないかなあと思っています。仲順大主の墓は、我々が外国から帰って来たときのことですよ。安里源秀先生の叔父さんにあたる人が仲順大主のお墓を開けましたよ。あのときには源秀先生の叔父さんは、絶対そのお墓には誰も入れなかったんですよ。というのは、仲順流れの歌や伝説にもあるでしょう。仲順大主の家には黄金があって、それを孝行な三男に譲ったという話がありますからね、その黄金と言うのが墓の中にあるかと思って誰も入れんで、あの人だけ入って、そしてお墓の中を捜したわけなんです。しかし、お墓には、その黄金と言うのが全然なかったんわけです。ですから、この仲順流れの歌が本当かどうか私は少し疑問に思っていますね。
全体の記録時間数 4:08
物語の時間数 3:36
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP