仲順の三つのウブガー(共通語)

概要

仲順には、七煙が始まりだということがずっと言い伝えられてきたわけで、昔からの井戸は、現在三つあるわけですよ。ウフカーという産井戸がありまして、また上門井戸という井戸があって、また、一番始めの産井戸と言うのは、イラブーガーとも言ってずっと喜舎場の西の上の方にあってですね、現在も井戸の形があってですね、少し水が湧いている。そこは、仲順に地頭代をした前平という人がいたんですね。その人が唐旅に行った帰りに長崎に寄ったようで、長崎で造った穿孔機を持って来て、それで、この井戸を掘ったんですよ。この上門井戸のあたりは、昭和一一、二年ごろ鳥越憲三郎博士が見えたときに、「仲順部落の第二回目の移住地になったところだ。」と言っていましたね。この先生に、「仲順では上ヌ安里というところが古いんだ。」と言ったら、憲三郎先生は、「上門井戸と言うのがあって、未だにたくさんあちこちから拝みにくるから上門が古いんだ。」と言っていました。それから現在、今のお宮のそばの東側に根殿と言うのが引っ越して来ているんです。おそらく三回目の移住が現在栄えている上ヌ安里の根殿でないかなと思っているわけです。だから、三回目で現在の部落を形成しているわけです。なぜそういう経歴が分かるかと言いますとですね、仲順のずっと上の方にある田をシチャンターというです。そして、あそこの高いところをメーシジと言うんですがね。昔は、あの現在の御嶽付近におったから、その位置をもとにシチャンター、メーシジだと言っているのではないかと思いますよ。で、それから後、こっちに来てから農業するために、牛、馬に水を浴びせたり、畑に水をかけたりするために池なんかを造ったから、それが沢山あるわけです。

再生時間:3:43

民話詳細DATA

レコード番号 47O383255
CD番号 47O38C167
決定題名 仲順の三つのウブガー(共通語)
話者がつけた題名
話者名 大田為春
話者名かな おおたためはる
生年月日 19180419
性別
出身地 沖縄県中頭郡北中城村字仲順
記録日 19810705
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 中頭郡北中城村 T07 A01
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説、 民俗、
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 北中城の民話 P88
キーワード 仲順,七煙,言い伝え,井戸,ウフカー,産井戸,上門井戸,イラブーガー,喜舎場,地頭代,前平,唐旅,長崎,穿孔機を,鳥越憲三郎博士,移住,上ヌ安里,根殿,田,シチャンター,メーシジ,御嶽
梗概(こうがい) 仲順には、七煙が始まりだということがずっと言い伝えられてきたわけで、昔からの井戸は、現在三つあるわけですよ。ウフカーという産井戸がありまして、また上門井戸という井戸があって、また、一番始めの産井戸と言うのは、イラブーガーとも言ってずっと喜舎場の西の上の方にあってですね、現在も井戸の形があってですね、少し水が湧いている。そこは、仲順に地頭代をした前平という人がいたんですね。その人が唐旅に行った帰りに長崎に寄ったようで、長崎で造った穿孔機を持って来て、それで、この井戸を掘ったんですよ。この上門井戸のあたりは、昭和一一、二年ごろ鳥越憲三郎博士が見えたときに、「仲順部落の第二回目の移住地になったところだ。」と言っていましたね。この先生に、「仲順では上ヌ安里というところが古いんだ。」と言ったら、憲三郎先生は、「上門井戸と言うのがあって、未だにたくさんあちこちから拝みにくるから上門が古いんだ。」と言っていました。それから現在、今のお宮のそばの東側に根殿と言うのが引っ越して来ているんです。おそらく三回目の移住が現在栄えている上ヌ安里の根殿でないかなと思っているわけです。だから、三回目で現在の部落を形成しているわけです。なぜそういう経歴が分かるかと言いますとですね、仲順のずっと上の方にある田をシチャンターというです。そして、あそこの高いところをメーシジと言うんですがね。昔は、あの現在の御嶽付近におったから、その位置をもとにシチャンター、メーシジだと言っているのではないかと思いますよ。で、それから後、こっちに来てから農業するために、牛、馬に水を浴びせたり、畑に水をかけたりするために池なんかを造ったから、それが沢山あるわけです。
全体の記録時間数 4:43
物語の時間数 3:43
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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