喜舎場子と津堅島の島たて(共通語)

概要

津堅はね、ある日、喜舎場子がここの上に登って見たら東の海を見た場合には、波に現れたり隠れたするような島があったと言う。「あの島には人が住めるだろう。」というわけで、妹のマシラユと一緒に斎戒沐浴して向こうへ渡ったと言うことが、『遺老説伝』に書いてあるわけなんです。だけど、行ったことは書いてあるが、その後のことは書いてない。こちらから津堅には、九月一八日にお参り行きます。また、津堅からも来ますよ。そのときにですね、向こうは大豆が出来ないんですよ。それで、喜舎場のもてなしとしては、必ず豆腐を油で揚げて、昔のことですから藁で焼いて乾かしたものを御馳走にするんですよ。向こうからは、一斗瓶にいっぱいカラスグヮーを持って来るんですね。で、それを豆腐の上に乗せて出して、歓待するわけなんです。で、こちらとしては、そのとき全部は食べませんから、役員たちは、向こうからのカラスグヮーをおすそ分けで戴いたもんですね。こちらからは何するかということになると、向こうには山がないわけだ。それで、こちらの喜舎場の山には、当時、鰹の一本釣りに使える大きなチンブク竹があったわけなんですよ。それを三〇本か四〇本おみやげだと四年に一ぺんは持たしているわけなんです。

再生時間:1:51

民話詳細DATA

レコード番号 47O383167
CD番号 47O38C163
決定題名 喜舎場子と津堅島の島たて(共通語)
話者がつけた題名
話者名 安里常太郎
話者名かな あさとじょうたろう
生年月日 19180713
性別
出身地 沖縄県中頭郡北中城字喜舎場
記録日 19810705
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 中頭郡北中城村 T03 A03
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説、 民俗
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 津堅,喜舎場子,東の海,波,妹,マシラユ,斎戒沐浴,遺老説伝,九月一八日,お参り,大豆,豆腐,一斗瓶,カラスグヮー,鰹,一本釣り,チンブク竹
梗概(こうがい) 津堅はね、ある日、喜舎場子がここの上に登って見たら東の海を見た場合には、波に現れたり隠れたするような島があったと言う。「あの島には人が住めるだろう。」というわけで、妹のマシラユと一緒に斎戒沐浴して向こうへ渡ったと言うことが、『遺老説伝』に書いてあるわけなんです。だけど、行ったことは書いてあるが、その後のことは書いてない。こちらから津堅には、九月一八日にお参り行きます。また、津堅からも来ますよ。そのときにですね、向こうは大豆が出来ないんですよ。それで、喜舎場のもてなしとしては、必ず豆腐を油で揚げて、昔のことですから藁で焼いて乾かしたものを御馳走にするんですよ。向こうからは、一斗瓶にいっぱいカラスグヮーを持って来るんですね。で、それを豆腐の上に乗せて出して、歓待するわけなんです。で、こちらとしては、そのとき全部は食べませんから、役員たちは、向こうからのカラスグヮーをおすそ分けで戴いたもんですね。こちらからは何するかということになると、向こうには山がないわけだ。それで、こちらの喜舎場の山には、当時、鰹の一本釣りに使える大きなチンブク竹があったわけなんですよ。それを三〇本か四〇本おみやげだと四年に一ぺんは持たしているわけなんです。
全体の記録時間数 2:24
物語の時間数 1:51
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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