勝連バーマ 木かま(共通語)

概要

首里の工事のとき、焼けると言うことはね、火事になるという意味にもなるから、その言葉を言ったら、何でもこちらの言うとおり聞かなければならないと言う相談をしておった。だから、勝連バーマは、役人に、「私が焼けるという言葉を使ったら、あなたのいうことを私が聞くからね。また、あなたが、焼けるという言葉を使ったら、あなたは、私の言ったことを何でもお聞きしてくださいよ。」というようなことでね、約束をした。そうしたら、勝連バーマは勝連の人夫を連れて行くときわざとまた遅れて行ったから、役人が怒ったさ。「やい、勝連バーマーめ、今日も遅れて仕事は出来るのか、今日は許してはおけない。」「実をいうとここへ来るときに、和仁屋で木釜で飯を炊くのを見まして、余りにも珍しくて、みんなそれを見るって言うから遅れてしまったんですよ。」「それでは、木の釜に飯入れておったか。」「はい、飯を炊いていましたよ。」「それなら、焼けてなかったのか。」「ほら、お役人さま、はっはっはあ、今焼けるっておっしゃいましたね。それでは、約束だから、私の言うことは何でも聞いてください。私らはここまで来ましたか、もう家へ帰りますよ。」役人は、もう約束だから、「仕方がない。失敗したなあ。」と言っているから、勝連バーマも人夫も、仕事もしないで家に帰ったって。勝連賦役らも、こんなだからバーマのおかげでたくさん儲け、いい思いをして、それでみんなにバーマは引き立てられたって。

再生時間:2:03

民話詳細DATA

レコード番号 47O383152
CD番号 47O38C162
決定題名 勝連バーマ 木かま(共通語)
話者がつけた題名
話者名 安里永太郎
話者名かな あさとえいたろう
生年月日 19010929
性別
出身地 沖縄県中頭郡北中城字喜舎場
記録日 19810705
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 中頭郡北中城村 T02 B06
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 笑話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 北中城の民話 P572
キーワード 首里,工事,焼ける,火事,勝連バーマ,約束,和仁屋,木釜,役人,勝連賦役
梗概(こうがい) 首里の工事のとき、焼けると言うことはね、火事になるという意味にもなるから、その言葉を言ったら、何でもこちらの言うとおり聞かなければならないと言う相談をしておった。だから、勝連バーマは、役人に、「私が焼けるという言葉を使ったら、あなたのいうことを私が聞くからね。また、あなたが、焼けるという言葉を使ったら、あなたは、私の言ったことを何でもお聞きしてくださいよ。」というようなことでね、約束をした。そうしたら、勝連バーマは勝連の人夫を連れて行くときわざとまた遅れて行ったから、役人が怒ったさ。「やい、勝連バーマーめ、今日も遅れて仕事は出来るのか、今日は許してはおけない。」「実をいうとここへ来るときに、和仁屋で木釜で飯を炊くのを見まして、余りにも珍しくて、みんなそれを見るって言うから遅れてしまったんですよ。」「それでは、木の釜に飯入れておったか。」「はい、飯を炊いていましたよ。」「それなら、焼けてなかったのか。」「ほら、お役人さま、はっはっはあ、今焼けるっておっしゃいましたね。それでは、約束だから、私の言うことは何でも聞いてください。私らはここまで来ましたか、もう家へ帰りますよ。」役人は、もう約束だから、「仕方がない。失敗したなあ。」と言っているから、勝連バーマも人夫も、仕事もしないで家に帰ったって。勝連賦役らも、こんなだからバーマのおかげでたくさん儲け、いい思いをして、それでみんなにバーマは引き立てられたって。
全体の記録時間数 2:13
物語の時間数 2:03
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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