十二支由来(共通語)

概要

昔、王様が一般に布令した。「動物たちはみんな集まれえ。」と布令を回した。そしたらね、牛も聞く、虎も聞く、子、牛、虎、卯、兎も聞いた。辰も聞いた。巳はなにか、蛇も聞いた。十二の動物が聞いたわけ。ところが猫だけは聞かなかった。それから牛は牛はのろくて非常に用心深いでしょう。ほかの動物は足が早い。だからして、「虎なんか、猫なんかにはとても及ばんからおれは先に行こう。夜の明けないうちに早く出なければ一番なりきらん。」と牛は用心深く早く出たわけなんです。牛がそういうような計画をしていることを鼠が聞いたから、「おれはまた身体も小さく足も短く、とってもかけくらべになるとほかの動物にはかなわない。よし牛がそんなこというとったから、牛にすがって行こう。」って牛の頭の上にくっついてね、牛の出るのを待っとった。牛は案の定、早く出て一散にこう走ったものだから、どの動物よりも真先に十二支を作る王様のまえに届いたわけ。そのときに、やがて着くというときに鼠はポンと飛んでね、牛よりも先になった。そして、子、牛、虎、卯、辰、巳、こう並んで十二支になったというようなことで、笑えない話ですがね。

再生時間:1:50

民話詳細DATA

レコード番号 47O383149
CD番号 47O38C162
決定題名 十二支由来(共通語)
話者がつけた題名
話者名 安里永太郎
話者名かな あさとえいたろう
生年月日 19010929
性別
出身地 沖縄県中頭郡北中城字喜舎場
記録日 19810705
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 中頭郡北中城村 T02 B03
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 動物昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 北中城の民話 P520
キーワード 王様,布令,動物,牛,虎,子,卯,兎,辰,蛇,猫,鼠,十二支
梗概(こうがい) 昔、王様が一般に布令した。「動物たちはみんな集まれえ。」と布令を回した。そしたらね、牛も聞く、虎も聞く、子、牛、虎、卯、兎も聞いた。辰も聞いた。巳はなにか、蛇も聞いた。十二の動物が聞いたわけ。ところが猫だけは聞かなかった。それから牛は牛はのろくて非常に用心深いでしょう。ほかの動物は足が早い。だからして、「虎なんか、猫なんかにはとても及ばんからおれは先に行こう。夜の明けないうちに早く出なければ一番なりきらん。」と牛は用心深く早く出たわけなんです。牛がそういうような計画をしていることを鼠が聞いたから、「おれはまた身体も小さく足も短く、とってもかけくらべになるとほかの動物にはかなわない。よし牛がそんなこというとったから、牛にすがって行こう。」って牛の頭の上にくっついてね、牛の出るのを待っとった。牛は案の定、早く出て一散にこう走ったものだから、どの動物よりも真先に十二支を作る王様のまえに届いたわけ。そのときに、やがて着くというときに鼠はポンと飛んでね、牛よりも先になった。そして、子、牛、虎、卯、辰、巳、こう並んで十二支になったというようなことで、笑えない話ですがね。
全体の記録時間数 2:11
物語の時間数 1:50
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP