主人のそばにおってね、一番忠節を尽くしたのは犬だった。泥棒もおいのけよってね、また使い走りもやるし、一番主人に忠節を尽くしたけれども、残念ながらこの片足がなくって、足が三本しかなかった。そういうことで、王様はふびんに思ってね、何かお供するときにも、また帰るときにも、また夜は泥棒が来ないように門番をしてくれるこの犬に、何か足をつけてあげたいということを考えていたんだな。いろいろ考えた挙げ句、仏壇を見ると香炉があった。その香炉に四つ足が付いていた。四つ足がついているからね、「うん、おい香炉よ。お前はそのいつも座っているのだからして、三本あったら大丈夫だ。一本はおれにくれ。」と引きもいで、それで、犬の三本しかない足に一本付け加えてある。それからね、犬はどこ行くときも転んだりなんかすることがなかったと。犬もね。「これは王様あり難い。もう感謝の念にたえない。」で、そして、おしっこするときはね、「王様からもらった足におしっこがかかってはいかん。」と、こう足を上げてね、おしっこをする。これだけ。
| レコード番号 | 47O383148 |
|---|---|
| CD番号 | 47O38C162 |
| 決定題名 | 犬の足(シマグチ混じり) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 安里永太郎 |
| 話者名かな | あさとえいたろう |
| 生年月日 | 19010929 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県中頭郡北中城字喜舎場 |
| 記録日 | 19810705 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 中頭郡北中城村 T02 B02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 動物昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 北中城の民話 P522 |
| キーワード | 忠節,犬,泥棒,使い走り,片足,三本,王様,門番,仏壇,香炉,四つ足,感謝,おしっこ |
| 梗概(こうがい) | 主人のそばにおってね、一番忠節を尽くしたのは犬だった。泥棒もおいのけよってね、また使い走りもやるし、一番主人に忠節を尽くしたけれども、残念ながらこの片足がなくって、足が三本しかなかった。そういうことで、王様はふびんに思ってね、何かお供するときにも、また帰るときにも、また夜は泥棒が来ないように門番をしてくれるこの犬に、何か足をつけてあげたいということを考えていたんだな。いろいろ考えた挙げ句、仏壇を見ると香炉があった。その香炉に四つ足が付いていた。四つ足がついているからね、「うん、おい香炉よ。お前はそのいつも座っているのだからして、三本あったら大丈夫だ。一本はおれにくれ。」と引きもいで、それで、犬の三本しかない足に一本付け加えてある。それからね、犬はどこ行くときも転んだりなんかすることがなかったと。犬もね。「これは王様あり難い。もう感謝の念にたえない。」で、そして、おしっこするときはね、「王様からもらった足におしっこがかかってはいかん。」と、こう足を上げてね、おしっこをする。これだけ。 |
| 全体の記録時間数 | 1:56 |
| 物語の時間数 | 1:39 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |