勝連バーマ 十日月(共通語)

概要

首里にイユグムイと言って龍譚池があるでしょう。それを造る時にね、方々から人夫が出てくるから、まあね、中城からも出たでしょうね。勝連からも人夫を出すと、勝連はバーマ、これはもう強者でね、勝連からの人夫どもを連れて来たわけ。あんな遠いところだから来る時間が遅れたでしょうね。だから、上役から叱られたそうだ。もうそれでね、勝連バーマが、「そうですか。その埋め合わせに勝連の人夫は今度は月の出るまでね、仕事させますから許して下さい」って言ったら、役人は、「あ、そうか。それならそうしなさいよ。」って言って許したらね。可笑しなもので、まあ、その日は、旧の十日だったようだな、十日の月は早く出るね。勝連バーマはね、十日の月が出ると、「はい、終わりだよ。勝連はみんな休みなさいよ。」でね、休ましたそうだ。そしたら役人がそれを見て、「お前らったら、遅く来ていながらそんなに早く終わってどういうつもりなんだ。」と叱ったら、勝連バーマは、「あなたたちとの約束は月が上がるまでですから、もう仕事は済ませましたよ。ほら月はそこに出ていますから、もう終わって帰しますよ。」と言って帰ったと、まあ、そういう話もある。

再生時間:1:26

民話詳細DATA

レコード番号 47O383107
CD番号 47O38C160
決定題名 勝連バーマ 十日月(共通語)
話者がつけた題名
話者名 玉城安亀
話者名かな たましろあんき
生年月日 18981005
性別
出身地 沖縄県中頭郡北中城村字喜舎場
記録日 19810623
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 中頭郡北中城村 T01 A10
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 笑話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 北中城の民話 P570
キーワード 首里,イユグムイ,龍譚池,人夫,中城,勝連,バーマ,月,旧,十日月
梗概(こうがい) 首里にイユグムイと言って龍譚池があるでしょう。それを造る時にね、方々から人夫が出てくるから、まあね、中城からも出たでしょうね。勝連からも人夫を出すと、勝連はバーマ、これはもう強者でね、勝連からの人夫どもを連れて来たわけ。あんな遠いところだから来る時間が遅れたでしょうね。だから、上役から叱られたそうだ。もうそれでね、勝連バーマが、「そうですか。その埋め合わせに勝連の人夫は今度は月の出るまでね、仕事させますから許して下さい」って言ったら、役人は、「あ、そうか。それならそうしなさいよ。」って言って許したらね。可笑しなもので、まあ、その日は、旧の十日だったようだな、十日の月は早く出るね。勝連バーマはね、十日の月が出ると、「はい、終わりだよ。勝連はみんな休みなさいよ。」でね、休ましたそうだ。そしたら役人がそれを見て、「お前らったら、遅く来ていながらそんなに早く終わってどういうつもりなんだ。」と叱ったら、勝連バーマは、「あなたたちとの約束は月が上がるまでですから、もう仕事は済ませましたよ。ほら月はそこに出ていますから、もう終わって帰しますよ。」と言って帰ったと、まあ、そういう話もある。
全体の記録時間数 1:43
物語の時間数 1:26
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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