侍の奉行をしていた運玉義留が主人に「私はどこまで出世できますか」と聞いた。主人が「お前は百姓だからどんなに頑張っても代頭代(現在の村長)までだなぁ」と言う。運玉義留はそれなら盗人になって名を売ることにしようと思う。手下にアンダケボージャーというのがいたが、それを連れて主人の家に盗みに入った。着物をたくさん盗み、運玉義留はアンダケボージャーを試すために自分は先に出て鍵を閉めてしまう。それでアンダケボージャーは考え、鼠の鳴き声を真似する。するとそこの主人は鼠が金をかじってしまうと考え、鍵を開けると、アンダケボージャーは飛び出して逃げて行った。またアンダケボージャーは着物をいくつ盗んだかわからなかったので、ある朝、主人の家に何かを売りに行った。油をもっていって、その家の前でわざと油壺を割った。その後大きな声で泣いた。それをみた主人が「油ぐらいで泣くな、私など、昨晩何が何枚、何がいくつ盗まれたよ」と言う。それでアンダケボージャーは主人の弟子となった。
レコード番号 | 47O383100 |
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CD番号 | 47O38C160 |
決定題名 | 運玉義留(共通語) |
話者がつけた題名 | - |
話者名 | 安里亀 |
話者名かな | あさとかめ |
生年月日 | 18950321 |
性別 | 男 |
出身地 | 沖縄県中頭郡北中城村字喜舎場 |
記録日 | 19810623 |
記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
元テープ番号 | 中頭郡北中城村 T01 A03 |
元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
分類 | 伝説 |
発句(ほっく) | - |
伝承事情 | - |
文字化資料 | - |
キーワード | 侍,奉行,運玉義留,代頭代,盗人,アンダケボージャー,盗み,鍵,鼠の鳴き声,油,油壺,弟子 |
梗概(こうがい) | 侍の奉行をしていた運玉義留が主人に「私はどこまで出世できますか」と聞いた。主人が「お前は百姓だからどんなに頑張っても代頭代(現在の村長)までだなぁ」と言う。運玉義留はそれなら盗人になって名を売ることにしようと思う。手下にアンダケボージャーというのがいたが、それを連れて主人の家に盗みに入った。着物をたくさん盗み、運玉義留はアンダケボージャーを試すために自分は先に出て鍵を閉めてしまう。それでアンダケボージャーは考え、鼠の鳴き声を真似する。するとそこの主人は鼠が金をかじってしまうと考え、鍵を開けると、アンダケボージャーは飛び出して逃げて行った。またアンダケボージャーは着物をいくつ盗んだかわからなかったので、ある朝、主人の家に何かを売りに行った。油をもっていって、その家の前でわざと油壺を割った。その後大きな声で泣いた。それをみた主人が「油ぐらいで泣くな、私など、昨晩何が何枚、何がいくつ盗まれたよ」と言う。それでアンダケボージャーは主人の弟子となった。 |
全体の記録時間数 | 2:25 |
物語の時間数 | 2:17 |
言語識別 | 共通語 |
音源の質 | △ |
テープ番号 | - |
予備項目1 | - |