恩納松金 手無し娘(方言)

概要

妻を探してたんですねこの人は。妻を探したので、この人はあのー、首里城の勤務の一番上に当たって、そこの務めを果たしてこそ本当のマチガニーの身分も創られるんです。このマチガニと言う人は、首里の勤めに出たんです。出てる途中で女親が、マチガニの親がね、この嫁はをして、これはマチガニーとは似合っていない。あれが勤めを終了させて来たら、身分も全く違うからね。百姓の子だから妻にしたんだから。今度二つの手を切られるんですよ。この女親に。切られたから、このあれが行く前に妊娠してしまっているんですこの嫁は。妊娠したので、これは妊娠してどうしたらいいかなー。こうなって・・・にされているのに、私がここに居られるかと思って切られた日からずっと出て、・・・みたいになっているんですね。この女性は。もうそうなったので、どうしようかなーと、マチガヌは、いつまでも勤めを終わってそして無事に帰って来るかなーと待ちかねて。その間に、あのー、子供は出来ているんです。そして男の子なんです。生まれたのが。そういう時に、あのー何というか、マチガニーが帰ってくるときに、すぐこの山の中で恩納の頂上、一番高い山に登っていつ頃来るかとずっとここで見ていたんです。この女性は。するとマチガニーが歩いているのは見えない。今来るよと言ったりして戻っては、途中途中でこの何というか抱いている子、自分の産んだ子を、もう手がこんななんで、こう抱いているが田んぼを渡ろうとして落としてしまったんです。この子を。そうしたらここは水が流れているのでここの田んぼの・・・にだったので、それでこれをすくおうと、子供を救おうとしているうちに手が生えてきたらしい。だから「人の徳は剥がそうとしても剥げない」という。やはり神からこうしてあのー、気にしてもらって、手も生えて子も育て、またマチガニーとも結ばれることになった。だから母親は、「私には、珍しいことだ。これは神だったね。この女性。」と言って、これから親子でこうしてつき合っていたと言う話です。

再生時間:2:51

民話詳細DATA

レコード番号 47O375256
CD番号 47O37C224
決定題名 恩納松金 手無し娘(方言)
話者がつけた題名 恩納松金
話者名 我那覇英次郎
話者名かな がなはえいじろう
生年月日 19100412
性別
出身地 沖縄県読谷村比謝矼
記録日 19770226
記録者の所属組織 読谷村民話調査団第1班
元テープ番号 読谷村比謝矼T03A11
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集15渡具知・比謝・比謝矼の民話 P296
キーワード 妻,首里城の勤務の一番上,マチガニー,女親,百姓の子,二つの手を切られる,妊娠,男の子,恩納の頂上,落とした,水が流れる,手が生えたら
梗概(こうがい) 妻を探してたんですねこの人は。妻を探したので、この人はあのー、首里城の勤務の一番上に当たって、そこの務めを果たしてこそ本当のマチガニーの身分も創られるんです。このマチガニと言う人は、首里の勤めに出たんです。出てる途中で女親が、マチガニの親がね、この嫁はをして、これはマチガニーとは似合っていない。あれが勤めを終了させて来たら、身分も全く違うからね。百姓の子だから妻にしたんだから。今度二つの手を切られるんですよ。この女親に。切られたから、このあれが行く前に妊娠してしまっているんですこの嫁は。妊娠したので、これは妊娠してどうしたらいいかなー。こうなって・・・にされているのに、私がここに居られるかと思って切られた日からずっと出て、・・・みたいになっているんですね。この女性は。もうそうなったので、どうしようかなーと、マチガヌは、いつまでも勤めを終わってそして無事に帰って来るかなーと待ちかねて。その間に、あのー、子供は出来ているんです。そして男の子なんです。生まれたのが。そういう時に、あのー何というか、マチガニーが帰ってくるときに、すぐこの山の中で恩納の頂上、一番高い山に登っていつ頃来るかとずっとここで見ていたんです。この女性は。するとマチガニーが歩いているのは見えない。今来るよと言ったりして戻っては、途中途中でこの何というか抱いている子、自分の産んだ子を、もう手がこんななんで、こう抱いているが田んぼを渡ろうとして落としてしまったんです。この子を。そうしたらここは水が流れているのでここの田んぼの・・・にだったので、それでこれをすくおうと、子供を救おうとしているうちに手が生えてきたらしい。だから「人の徳は剥がそうとしても剥げない」という。やはり神からこうしてあのー、気にしてもらって、手も生えて子も育て、またマチガニーとも結ばれることになった。だから母親は、「私には、珍しいことだ。これは神だったね。この女性。」と言って、これから親子でこうしてつき合っていたと言う話です。
全体の記録時間数 2:51
物語の時間数 2:51
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP