あれは、子どもを食ったんだったかな。兄弟を食ったんだったかな。兄弟が何人か居たが、一人ひとりみんな食ってしまって、女の人が一人だけ残ったので、これではいけないといってね。鬼が居たそうだが、その鬼はここに口があったんだよ、頭の中に。それで、もう一回だけ、あれ(妹)を食ってやろうと思っている時に妹が気付いて、「これはもうこうしてはおれない。これはもう殺さなくてはいけない。そうしなければまた自分が食われてしまう」からと。それで師走に作る餅は嘉例な餅といわれているよ。いついつ遊びに行こうねと言って、餅を作って遊びに行くことにした。鬼の物は土の餅で、自分の物は本当の餅、師走餅を作って、月桃の葉で包んでね。そして、ある所の崖の方に、ひーそーを持って行って、遊んで来ようと言って連れて行ったそうだ。それで、鬼は崖っぷちに座らせ、自分はその真向かいに座って、それで、さあ餅を食べようと言って、自分の股を開いて、陰部を見せた。すると鬼は「あっはあっは」と皮をむいて食べようとする時に陰部を開いて見せたら「あははは」と笑って、崖から転げ落ちて死んでしまったそうだ。それで師走餅はめでたい餅だといって、師走餅をするようになったそうだよ。それで命が助かったそうだ。
| レコード番号 | 47O375223 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C223 |
| 決定題名 | 鬼餅由来(方言) |
| 話者がつけた題名 | 鬼餅由来 |
| 話者名 | 山城カマド |
| 話者名かな | やましろかまど |
| 生年月日 | 19010510 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村座喜味 |
| 記録日 | 19770226 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第6班 |
| 元テープ番号 | 読谷村比謝矼T02A14 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集15渡具知・比謝・比謝矼の民話 P252 |
| キーワード | 子どもを食った,兄弟を食った,女,鬼,師走餅,土の餅,月桃の葉,崖,股 |
| 梗概(こうがい) | あれは、子どもを食ったんだったかな。兄弟を食ったんだったかな。兄弟が何人か居たが、一人ひとりみんな食ってしまって、女の人が一人だけ残ったので、これではいけないといってね。鬼が居たそうだが、その鬼はここに口があったんだよ、頭の中に。それで、もう一回だけ、あれ(妹)を食ってやろうと思っている時に妹が気付いて、「これはもうこうしてはおれない。これはもう殺さなくてはいけない。そうしなければまた自分が食われてしまう」からと。それで師走に作る餅は嘉例な餅といわれているよ。いついつ遊びに行こうねと言って、餅を作って遊びに行くことにした。鬼の物は土の餅で、自分の物は本当の餅、師走餅を作って、月桃の葉で包んでね。そして、ある所の崖の方に、ひーそーを持って行って、遊んで来ようと言って連れて行ったそうだ。それで、鬼は崖っぷちに座らせ、自分はその真向かいに座って、それで、さあ餅を食べようと言って、自分の股を開いて、陰部を見せた。すると鬼は「あっはあっは」と皮をむいて食べようとする時に陰部を開いて見せたら「あははは」と笑って、崖から転げ落ちて死んでしまったそうだ。それで師走餅はめでたい餅だといって、師走餅をするようになったそうだよ。それで命が助かったそうだ。 |
| 全体の記録時間数 | 1:30 |
| 物語の時間数 | 1:30 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |