ある首里の方がね、牧港の部落にこの生け花する為にね、花を取りに行ったわけさぁー。行ったら、この人はもうずっと暮れ方なって家帰ろうとしたら、急ににわか雨降ってね、墓のあのうマユといって、ちょっとみたいな所があるね。向こうに一時雨を晴らす為にったわけさあね。やったら誰も居らんがね、墓の中の人とよ、それから外の人との話し合いが聞こえるわけさあ。やったらこの話し合いがね、外から来た人が「あんたが借りたお金をね、すのに困っている、是非返してくれ」と。やったら、その墓の中に居る人はね、「明日は私の命日だからね、自分の子ども達が、この焼香をやってくれるから、その場合にこのウチカビを焼いてあげることも決まっておるから、これが来た場合には返済します」ということで、もう話はそれで終わったわけさぁー。そうしたらこの生け花する為に首里から来た人は、どうも不思議なことがあったということで、その部落行ってね「この墓の主は誰か」と訪ねて聞いたらね、仲間という部落があるわけさぁーね、ちょっと牧港から首里に行く途中に。仲間部落ののもんであるということを聞いたもんだから、帰りながらその仲間の部落の、その墓の主の子どもの家に立ち寄ったわけさあ。実はこうこういう話を、あんたの墓で聞いてね来たんだが、あんたの父は明日命日の焼香があるかというふうに聞いたら「はい、あります」と「だがしかし、もう私にはあまり貧乏でね、法事事も出来るかといって今非常に心配しておる」ということを言ったら、この首里からみえた方が「そういうことか」ということで、この自分の持っている金からね、「じゃぁー私が金をあげるから、これで立派に焼香やってね」ちちゅーん、まあ明日の約束でね、お金の返済も話しておったからこれでやりなさいということでお金やった。その日なったら、やっぱりまたこの焼香も立派にやってウチカビもこう焼いてあげたわけさー。やったら、これがね墓に居った人がね、この魂知っているわけさーね。そうしてその子どもの夢に、父からのね、「昨日こう首里からみえた人がね、こうこうやったということは私は十分知っていると。だから十分に私はむこうに返済することが出来たからね、あんたからあの方にお礼を言ってくれ」と言うことがあったということ
がある。
| レコード番号 | 47O375199 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C222 |
| 決定題名 | 後生の人の話 借金問答(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 後生の人の話 |
| 話者名 | 比嘉山三 |
| 話者名かな | ひがさんぞう |
| 生年月日 | 19110720 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村比謝矼 |
| 記録日 | 19770226 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第2班 |
| 元テープ番号 | 読谷村比謝矼T01A31 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 首里,牧港,生け花,にわか雨,墓,話し合い,借りたお金,焼香,ウチカビ,仲間部落,金の返済 |
| 梗概(こうがい) | ある首里の方がね、牧港の部落にこの生け花する為にね、花を取りに行ったわけさぁー。行ったら、この人はもうずっと暮れ方なって家帰ろうとしたら、急ににわか雨降ってね、墓のあのうマユといって、ちょっとみたいな所があるね。向こうに一時雨を晴らす為にったわけさあね。やったら誰も居らんがね、墓の中の人とよ、それから外の人との話し合いが聞こえるわけさあ。やったらこの話し合いがね、外から来た人が「あんたが借りたお金をね、すのに困っている、是非返してくれ」と。やったら、その墓の中に居る人はね、「明日は私の命日だからね、自分の子ども達が、この焼香をやってくれるから、その場合にこのウチカビを焼いてあげることも決まっておるから、これが来た場合には返済します」ということで、もう話はそれで終わったわけさぁー。そうしたらこの生け花する為に首里から来た人は、どうも不思議なことがあったということで、その部落行ってね「この墓の主は誰か」と訪ねて聞いたらね、仲間という部落があるわけさぁーね、ちょっと牧港から首里に行く途中に。仲間部落ののもんであるということを聞いたもんだから、帰りながらその仲間の部落の、その墓の主の子どもの家に立ち寄ったわけさあ。実はこうこういう話を、あんたの墓で聞いてね来たんだが、あんたの父は明日命日の焼香があるかというふうに聞いたら「はい、あります」と「だがしかし、もう私にはあまり貧乏でね、法事事も出来るかといって今非常に心配しておる」ということを言ったら、この首里からみえた方が「そういうことか」ということで、この自分の持っている金からね、「じゃぁー私が金をあげるから、これで立派に焼香やってね」ちちゅーん、まあ明日の約束でね、お金の返済も話しておったからこれでやりなさいということでお金やった。その日なったら、やっぱりまたこの焼香も立派にやってウチカビもこう焼いてあげたわけさー。やったら、これがね墓に居った人がね、この魂知っているわけさーね。そうしてその子どもの夢に、父からのね、「昨日こう首里からみえた人がね、こうこうやったということは私は十分知っていると。だから十分に私はむこうに返済することが出来たからね、あんたからあの方にお礼を言ってくれ」と言うことがあったということ がある。 |
| 全体の記録時間数 | 3:10 |
| 物語の時間数 | 3:10 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |