夫振岩(共通語)

概要

これはね、あの夫振岩は羽地から古宇利島の間にあるわけさぁーね、岩が現在あるわけよ。親同士はもう二人夫婦になそうといって一生懸命だぁーるわけさぁーね。だが、男はねカンパチャーでね、言えばやなかーぎーだったんでしょうなぁー、そして女が振るわけさーね。「あー、もう彼の妻にはならん」と言って。そして親同士は今度考えたわけさぁーね、冬の寒い場合に船遊びに二人連れて行くわけさぁ。この石の上に船乗って。やったら男の方は、いえば綿が入った着物を着て温かくしているわけ。女の方は薄く着させてね、二人連れて行ったら。今度は向こうで遊んでから親同士が船乗って密かにね、夜中帰って来るわけさぁーね。やったらこの二人は残るわけさぁー。もう夜なって寒くなったもんだからね、その女は震えきってもうどうにもこうにも出来ないという場合に、その男は自分が着けている厚いこの綿が入った着物をあの彼女にやったわけさぁーね。彼女にやったらもう彼女は温くて、その場合に二人はもう心同士がつながっていて、容姿とか何とかは、もう何も問題じゃないということで、今度は夫婦になったという事を聞いてるわけさぁー。あの岩が夫振岩という。今まで現在でも岩あるわけさぁー。

再生時間:1:32

民話詳細DATA

レコード番号 47O375185
CD番号 47O37C222
決定題名 夫振岩(共通語)
話者がつけた題名 夫振岩
話者名 比嘉山三
話者名かな ひがさんぞう
生年月日 19110720
性別
出身地 沖縄県読谷村比謝矼
記録日 19770226
記録者の所属組織 読谷村民話調査団第2班
元テープ番号 読谷村比謝矼T01A17
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 夫振岩,夫婦,男はカンパチャー,女が振る,冬の寒い日,船遊び,寒くなった
梗概(こうがい) これはね、あの夫振岩は羽地から古宇利島の間にあるわけさぁーね、岩が現在あるわけよ。親同士はもう二人夫婦になそうといって一生懸命だぁーるわけさぁーね。だが、男はねカンパチャーでね、言えばやなかーぎーだったんでしょうなぁー、そして女が振るわけさーね。「あー、もう彼の妻にはならん」と言って。そして親同士は今度考えたわけさぁーね、冬の寒い場合に船遊びに二人連れて行くわけさぁ。この石の上に船乗って。やったら男の方は、いえば綿が入った着物を着て温かくしているわけ。女の方は薄く着させてね、二人連れて行ったら。今度は向こうで遊んでから親同士が船乗って密かにね、夜中帰って来るわけさぁーね。やったらこの二人は残るわけさぁー。もう夜なって寒くなったもんだからね、その女は震えきってもうどうにもこうにも出来ないという場合に、その男は自分が着けている厚いこの綿が入った着物をあの彼女にやったわけさぁーね。彼女にやったらもう彼女は温くて、その場合に二人はもう心同士がつながっていて、容姿とか何とかは、もう何も問題じゃないということで、今度は夫婦になったという事を聞いてるわけさぁー。あの岩が夫振岩という。今まで現在でも岩あるわけさぁー。
全体の記録時間数 1:32
物語の時間数 1:32
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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