吉屋チルー(方言)

概要

昔恩納村に仲門小という所があったそうですが。しかしそこには女の子がいたが、親が貧乏して非常に心配して、昔、ジュリ売りすることになって。それでもう吉屋チルーという人は承諾して、それから恩納村から歩いて比謝橋の橋が架かっている所、そこには五つ橋が架かっていた。 比謝橋の橋は 誰が架けて置いたのか 情け無い人が 私を渡そうと思って 架けてあるよそれを詠んで比謝橋を渡っていった。 それから辻の仲島のクマヤーグヮーという所に二百円で売られて、そしてそこで生活するようになる。 それからお盆になって、親の見舞いに行く時に多幸山という所に差し掛かってさしかかって来たら、雨がすごく降ってきたが傘も持っていなかった。そこに炭を焼いているおじいさんが住んでいたが、そこに行って「すごく降る雨だけど、傘も持っていない、少しの間宿を貸してください」と言うと「そうか、早く入りなさい」と言って。 それからお茶を出して飲ましたら、そのチルーはそれにもまた歌を詠ん さんぴんのお茶が 白くなるまで いまだにお茶請けの 当てがないそしたら、今度はそのおじいさんが自分で作った味噌を出してきて 先月搗いた 糠味噌だけど 大和味噌と思って 嘗めて下さいと詠んだ。今度は「 おそれいりました 有り難うございました」と。 それから二人話してね。「あなたは私より頭は上なので、今度は仲島の私が居る所に訪ねて来て下さい」と言った。それからしばらくして、鶏を連れてお金もね。それから下駄を履いて居間に入って、「ここの人たちは」と言うと「誰ですか」と言うと「このあいだ語らいした私ですが」と言うと 白髪頭をして 高い下駄を履いて 落ちてケガしてしまうよ 白髪のおじいさんと詠んだそうだ。そして鶏を持っているので 罪もない鶏に 縄をかけるのはどうしてかと言うと 時間もわからない鶏は 罪ではないかと詠んだ。それから吉屋チルーは「もうあなたは私より頭は上なので、中に入って語りましょう」と話をした。 それからまたその後、首里のクンチャーシールという人が吉屋を呼んできなさいとアンマーに話した。二百円あげるといってね。その時の金の一貫というと一円、二円に相当した。もう二百円といえば、大金だった。吉屋の身代金が二百円だから、アンマーは承諾して。それで約束をしたわけ。そうしてチルーに相談をしたらチルーはびっくりした。それから今度はもう聞いてみると、この辺でいろんな攻苦をここに来てすることになって。今度は承諾したので、チルーは今度は裏座に行って客をうけないで自殺した。自殺したので葬ることを考えた。博打屋に葬った。そうしたらその時も吉屋チルーが歌を詠んだ 生きている間は 元祖を持って 死んだら博打屋に 通って何をするかと言ってね。そうしてアンマーに歌を詠んだ。 それから遺骨は親元から取りにきて。首里の何処だったか、ティラ殿内という所に行って、お茶も飲んで、そこに下げてあったらそこからも歌を詠んだって。

再生時間:5:08

民話詳細DATA

レコード番号 47O375109
CD番号 47O37C219
決定題名 吉屋チルー(方言)
話者がつけた題名 吉屋チルー
話者名 平安常清
話者名かな ひらやすじょうせい
生年月日 18960706
性別
出身地 沖縄県読谷村比謝
記録日 19770225
記録者の所属組織 読谷村民話調査団第15班
元テープ番号 読谷村比謝T03A01 T03A02 T03A03 T03A04 T03A05 T03A06
元テープ管理者 読谷村立歴史民俗資料館
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 読谷村民話資料集15渡具知・比謝・比謝矼の民話 P199
キーワード 吉屋チルー,恩納村,ナカジョーグヮー,辻の仲島,一生の身売り,那覇,比謝橋,盆,多幸山,お爺さん,木炭焼き,雨,宿,鶏を,クンチャーシール,自殺,墓,遺骨,兄,御茶屋御
梗概(こうがい) 昔恩納村に仲門小という所があったそうですが。しかしそこには女の子がいたが、親が貧乏して非常に心配して、昔、ジュリ売りすることになって。それでもう吉屋チルーという人は承諾して、それから恩納村から歩いて比謝橋の橋が架かっている所、そこには五つ橋が架かっていた。 比謝橋の橋は 誰が架けて置いたのか 情け無い人が 私を渡そうと思って 架けてあるよそれを詠んで比謝橋を渡っていった。 それから辻の仲島のクマヤーグヮーという所に二百円で売られて、そしてそこで生活するようになる。 それからお盆になって、親の見舞いに行く時に多幸山という所に差し掛かってさしかかって来たら、雨がすごく降ってきたが傘も持っていなかった。そこに炭を焼いているおじいさんが住んでいたが、そこに行って「すごく降る雨だけど、傘も持っていない、少しの間宿を貸してください」と言うと「そうか、早く入りなさい」と言って。 それからお茶を出して飲ましたら、そのチルーはそれにもまた歌を詠ん さんぴんのお茶が 白くなるまで いまだにお茶請けの 当てがないそしたら、今度はそのおじいさんが自分で作った味噌を出してきて 先月搗いた 糠味噌だけど 大和味噌と思って 嘗めて下さいと詠んだ。今度は「 おそれいりました 有り難うございました」と。 それから二人話してね。「あなたは私より頭は上なので、今度は仲島の私が居る所に訪ねて来て下さい」と言った。それからしばらくして、鶏を連れてお金もね。それから下駄を履いて居間に入って、「ここの人たちは」と言うと「誰ですか」と言うと「このあいだ語らいした私ですが」と言うと 白髪頭をして 高い下駄を履いて 落ちてケガしてしまうよ 白髪のおじいさんと詠んだそうだ。そして鶏を持っているので 罪もない鶏に 縄をかけるのはどうしてかと言うと 時間もわからない鶏は 罪ではないかと詠んだ。それから吉屋チルーは「もうあなたは私より頭は上なので、中に入って語りましょう」と話をした。 それからまたその後、首里のクンチャーシールという人が吉屋を呼んできなさいとアンマーに話した。二百円あげるといってね。その時の金の一貫というと一円、二円に相当した。もう二百円といえば、大金だった。吉屋の身代金が二百円だから、アンマーは承諾して。それで約束をしたわけ。そうしてチルーに相談をしたらチルーはびっくりした。それから今度はもう聞いてみると、この辺でいろんな攻苦をここに来てすることになって。今度は承諾したので、チルーは今度は裏座に行って客をうけないで自殺した。自殺したので葬ることを考えた。博打屋に葬った。そうしたらその時も吉屋チルーが歌を詠んだ 生きている間は 元祖を持って 死んだら博打屋に 通って何をするかと言ってね。そうしてアンマーに歌を詠んだ。 それから遺骨は親元から取りにきて。首里の何処だったか、ティラ殿内という所に行って、お茶も飲んで、そこに下げてあったらそこからも歌を詠んだって。
全体の記録時間数 5:08
物語の時間数 5:08
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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