渡嘉敷ペークーが、王様と一緒に碁を打ったらしい。「今はこうではありません、恐れいります」と言ったら、この王様は「お前がこういうふうにするとつまらないので、友達に物を言うようにしてくれ」と、友達と同じようにに物を言った。そしたら「さあペークー、今日はハンジャヤマーの歌を正座をしてこの碁盤の上に登って最初から最後までやってごらん」と言ったので正座をしてやった。 今出ている私は 知念の山口のもので 盛小屋の一人娘で 玉津という 三月になると 心浮かされて 波平玉川の 流れゆく水に かしらを 洗って戻ろう 今は知念山口なので 花を眺めたり 急いで戻り あまりに水が欲しく 情をかけて飲まして下さい 手酌から飲ます 情けがあるならば とても飲みたいが 愛しい人の手水 水が欲しいのを いいわけにたわむれてみたいものだ 他人の目のないうちに 急いで戻ろう 愛しい人の手水 飲まずに戻ろう いかなることがあっても この川に 命を捨てるような ことをやれば はずかしくても 手水をあげよう このように終わりまでハンジャヤマの歌をさせようとしたら、この渡嘉敷ペークーは正座をしてそこで歌をしているが、この川に悪は捨てられたら、鬼もその辺りの上から落ちて死ぬ真似をしたので「お前は終わりまでしないで、途中で止めるか」と言ったら、「私は落ちて死んでしまっているのに、歌が出来ますか」と言って泣いた。それで止めたという話だよ。
| レコード番号 | 47O375025 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C215 |
| 決定題名 | 渡嘉敷ペークー 囲碁(方言) |
| 話者がつけた題名 | 渡嘉敷ペークー |
| 話者名 | 大湾三郎 |
| 話者名かな | おおわんさぶろう |
| 生年月日 | 18900119 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村渡具知 |
| 記録日 | 19770224 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第4班 |
| 元テープ番号 | 読谷村渡具知T06A03 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集15渡具知・比謝・比謝矼の民話 P74 |
| キーワード | 渡嘉敷ペークー,王様,碁,ハンジャヤマーの歌, |
| 梗概(こうがい) | 渡嘉敷ペークーが、王様と一緒に碁を打ったらしい。「今はこうではありません、恐れいります」と言ったら、この王様は「お前がこういうふうにするとつまらないので、友達に物を言うようにしてくれ」と、友達と同じようにに物を言った。そしたら「さあペークー、今日はハンジャヤマーの歌を正座をしてこの碁盤の上に登って最初から最後までやってごらん」と言ったので正座をしてやった。 今出ている私は 知念の山口のもので 盛小屋の一人娘で 玉津という 三月になると 心浮かされて 波平玉川の 流れゆく水に かしらを 洗って戻ろう 今は知念山口なので 花を眺めたり 急いで戻り あまりに水が欲しく 情をかけて飲まして下さい 手酌から飲ます 情けがあるならば とても飲みたいが 愛しい人の手水 水が欲しいのを いいわけにたわむれてみたいものだ 他人の目のないうちに 急いで戻ろう 愛しい人の手水 飲まずに戻ろう いかなることがあっても この川に 命を捨てるような ことをやれば はずかしくても 手水をあげよう このように終わりまでハンジャヤマの歌をさせようとしたら、この渡嘉敷ペークーは正座をしてそこで歌をしているが、この川に悪は捨てられたら、鬼もその辺りの上から落ちて死ぬ真似をしたので「お前は終わりまでしないで、途中で止めるか」と言ったら、「私は落ちて死んでしまっているのに、歌が出来ますか」と言って泣いた。それで止めたという話だよ。 |
| 全体の記録時間数 | 3:25 |
| 物語の時間数 | 3:25 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |