渡嘉敷ペークーが「私達は家を建てたので来て下さい」と声を掛けたので、皆で出掛けて行った。「一匹の魚を御馳走しますから」と言っていたが、なかなか出てこなかった。それで、「どうしたんだよペークー、お前は魚を丸ごと一匹御馳走するといっていたが、早く丸ごと一匹の魚を出してくれ、出さないのか」と言うと、小魚を出した。「どうした丸ごと一匹の魚は」「これ以上丸ごと一匹の魚というのはありませんよ、切って出してないでしょう。丸ごとそのままの魚を出してありますよ」と言った。そうして小魚を出され、それを食べさせられたんだって。それから、ペークーは悪企みをしているということだったんでしょう。また「私達の家にも来なさいね、ペークー」と誘ったら「はい」と返事をした。そうして行ってみると、御馳走がたくさん用意されているのに、そこには誰もいなかった。誰も居ないと分かると、障子を指で突いて見てみると、御馳走が沢山並べられていたのでペークーは「ごめんください」と言って、自分で「よく来たなペークー」「御馳走になりましょうね」「どうぞ食べて下さいペークー」と、自分一人で受け答えをしていた。そして御馳走もたらふく食べて、「これは家の者にも土産として持って行きましょうね」と言って、御馳走はみんなかき集めて包んで持って帰ったという話です。
| レコード番号 | 47O375024 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C215 |
| 決定題名 | 渡嘉敷ペークー カラスぐゎー 一人問答(方言) |
| 話者がつけた題名 | 渡嘉敷ペークー |
| 話者名 | 大湾三郎 |
| 話者名かな | おおわんさぶろう |
| 生年月日 | 18900119 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県読谷村渡具知 |
| 記録日 | 19770224 |
| 記録者の所属組織 | 読谷村民話調査団第4班 |
| 元テープ番号 | 読谷村渡具知T06A02 |
| 元テープ管理者 | 読谷村立歴史民俗資料館 |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 読谷村民話資料集15渡具知・比謝・比謝矼の民話 P72 |
| キーワード | 渡嘉敷ペークー,一匹の魚を御馳走,小魚,悪企み,誰も居ない,御馳走,一人で受け答え |
| 梗概(こうがい) | 渡嘉敷ペークーが「私達は家を建てたので来て下さい」と声を掛けたので、皆で出掛けて行った。「一匹の魚を御馳走しますから」と言っていたが、なかなか出てこなかった。それで、「どうしたんだよペークー、お前は魚を丸ごと一匹御馳走するといっていたが、早く丸ごと一匹の魚を出してくれ、出さないのか」と言うと、小魚を出した。「どうした丸ごと一匹の魚は」「これ以上丸ごと一匹の魚というのはありませんよ、切って出してないでしょう。丸ごとそのままの魚を出してありますよ」と言った。そうして小魚を出され、それを食べさせられたんだって。それから、ペークーは悪企みをしているということだったんでしょう。また「私達の家にも来なさいね、ペークー」と誘ったら「はい」と返事をした。そうして行ってみると、御馳走がたくさん用意されているのに、そこには誰もいなかった。誰も居ないと分かると、障子を指で突いて見てみると、御馳走が沢山並べられていたのでペークーは「ごめんください」と言って、自分で「よく来たなペークー」「御馳走になりましょうね」「どうぞ食べて下さいペークー」と、自分一人で受け答えをしていた。そして御馳走もたらふく食べて、「これは家の者にも土産として持って行きましょうね」と言って、御馳走はみんなかき集めて包んで持って帰ったという話です。 |
| 全体の記録時間数 | 1:18 |
| 物語の時間数 | 1:18 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |